10年以内に、人類を月へ送り込む。(ジョン・F・ケネディ)
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ジョン・F・ケネディは、この有名な言葉でアメリカだけでなく、人類のリーダになったのです。
10年以内に月へ人を送り込むという強力なメッセージが
世の中を動かし、彼の旗の下に多くの優秀な人が集まりました。
このように断言する力によって、リーダーは周りを巻き込み、未来を作るのです!
「言葉にできる」は武器になる。を読んでいて。この断定の力を再認識しました。
著者の梅田悟司氏は内なる声を言葉にアウトプットすることで
人を動かせるようになると説いていますが
リーダーがどう言葉を発すれば良いかについても言及しています。
ケネディ大統領は、1962年にこの言葉からアポロ計画をスタートし
7年後の1969年には実際に人類初の月面着陸を成功させます。
明確なビジョンを作り、それを宣言することで彼は多くの人を巻き込んでいったのです。
ビジョンを力強い言葉にすることで、チームと同じ未来を共有できます。
それがベクトルとなり、チームが失敗を恐れずに同じ方向に進む原動力となるのです。
「言葉にできる」は武器になる。 [ 梅田 悟司 ] |
リーダーシップとは、人を先導する統率力である。仮にチームを率いる立場ならば、全員の意思を統一させて、同じ方向に向かわせる必要がある。このリーダーシップが発揮されることで、はじめてリーダーを全力で支えたいというフォロワーシップが生まれるのである。(梅田悟司)
リーダーはビジョンを言葉をすることで、人は共感を覚え、行動をスタートします。
言葉で周囲を巻き込み、困難に立ち向かう組織を作ることで夢が実現できるようになります。
自分の思いを適切な言葉に変え、正しく発信しなければ
いくらビジョンが素晴らしくても、ビジョンは周りに共有できません。
何かを断言することは難しい。断言することによって、様々なリスクを自分で抱えてしまう可能性が出てくるからである。特に、ビジネスの場で断言してしまうと、できなかった時や、物事がうまく進まなくなった時に「できるって言っただろう!」と矢面に立たされることになる。しかしながら、誰かが強い思いを持っていないと、自分の身の周りも、社会も、一向によくなることは期待できない。そのため、断言できるだけあらゆる可能性の幅を検討し、深く考え抜くことがより一層重要になってくるだろう。
梅田氏が指摘するように断言するためには、勇気が必要です。
徹底的に考え抜いて出来上がった言葉にはパワーが宿ります。
その言葉を周囲に断言することで、リーダーは逃げ場を失います。
後には引けないという強い思いがリーダーになければ、未来は変えられません。
明確な未来が提示されることで、その実現を逆算し、組織は行動をスタートします。
具体的なスケジュールや予算・人員計画を作ることで組織が動き始めます。
リーダーシップが発揮されることで
リーダーをサポートしようというフォロワーシップがはじめて生まれます。
夢を叶えるためには、ビジョンを言葉にしてフラッグを立てることが何より重要なのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
「言葉にできる」は武器になる。の参考記事はこちらから
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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