24時間アクトカームとは、実際の生活の中で、「感情はどのようであったとしても、表面的にはとにかく24時間穏やかにふるまう」というものです。(安藤俊介)
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安藤俊介氏のアンガーマネジメント入門の書評ブログを続けます。
私たちはトラブルが起こったり、忙しい時には
些細な出来事でも怒りを爆発させてしまいます。
感情をコントロールできずに、怒りをついつい人にぶつけてしまうのです。
しかし、怒りにふりまわされていても、得なことは何もありません。
怒ってばかりだと周りから敬遠されてしまいます。
人が幸せを運んできてくれると考えれば、怒ることは運を下げる最悪の選択です。
この状態から脱するために、著者の安藤氏は
24時間穏やかにふるまうことからスタートすべきだと言います。
24時間アクトカームによって
まわりの人と上手にコミュニケーションできる自分を体感できます。
自分が怒らないと周囲はこんな反応をするのだ、ということを、少しでいいから実際に体験してもらうことが大切です。できるだけ表面的でも、演技でもいいので、怒らないようにふるまうのです。実際に怒りがコントロールできて、まわりの人と上手にコミュニケーションがとれるようになった自分に24時間なりきってください。
アンガーマネジメント入門 [ 安藤俊介 ] |
イライラしがちな人、怒りっぽい人は、いかに自分を変えずに周囲の人を変えるかということに考えがいきがちです。ですが、自分を変えずに他人を変えることは難しいもの。だから、ほんの少し自分の行動を変えるだけで、まわりの人の反応が変わることを実感することはとても大切なことなのです。
他人を変えることはとても難しいことです。
怒りをコントロールするために、まずは自分を変えてみましょう。
自分が怒らないことで、相手の反応がどう変わるかを実感できれば
自分の感情をコントロールできるようになります。
この24時間アクトカームを実践する時には
まわりの人たちに宣言するとよいそうです。
ソーシャルメディアやリアルで「怒らない宣言」をすれば
真剣に24時間アクトカームに取り組むことができます。
感情を爆発させてしまった時には
まわりの人たちからフィードバックをもらえます。
自分一人の力に頼らずに、怒らないための仕組みをまずは作りましょう。
24時間という時間を区切ることで、無理なくスタートするのです。
また、怒ってしまった時には、ログをつけるとよいそうです。
「アンガーログ」をつけると自分がなぜ「
客観的に把握できるようになります。
ここから自己分析をするのです。
このアンガーログによって、どのような相手や状況で
自分が怒るのかのパターンが見つかります。
怒りやすいポイントがわかれば、それを意識することで
自分の感情をコントロールできるようになります。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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