エスカレーターを使わずに、階段を駆け上ると何が起こるのか?

世界には、最初から最後まで生涯で5冊も本を読み通さない人が大勢います。アメリカの大手出版社によれば、「購入された書籍全体の95%が読了されていない」のです。でも、途中まで読もうとしただけでもまだマシです。 「購入された書籍全体の70%は、一度も開かれることがない」のですから。(ロリー・バーデン)


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ロリー・バーデン自分を変える1つの習慣を再読しています。
多くの人はせっかく買った本を読み通さずに終わっています。
なんと購入された書籍の95%が読了されていないそうです。
本から知識を得て、人生を変えてきた私には信じられない数字ですが
このデータから多くの人は読書を習慣にしていないことがわかります。

つらいことを習慣化することで何が起こるのか?

確かに、最初のうち本を読むことは忍耐力が必要です。
慣れれば楽しい読書も、初心者は数ページ読むだけで疲れてしまいます。
難しい本や分厚い本はハードルが高く
私も脳がくたびれている時には。気軽な本を優先しています。
しかし、過去を振り返ると難しい翻訳本の方が私を成長させてくれたことがわかります。
自分の書評ブログを読み返しても、長編の翻訳本の方が印象に残っていますし
著者たちの知識や体験を記事に書くことで、本を自分ごと化することができました。
ただ、読んだだけでは、難解な本を吸収できなかったはずです。
書くという一段高い作業が私を鍛えてくれたのです。

著者のロリー・バーデンはエスカレータを使わないことが
成功のきっかけになると本書で指摘しています。

成功は簡単ではありません。それは、一夜にして手に入るものでも、普通の努力で勝ち取れるものでもありません。当然、成功するために楽でないことや、普通の人はしないようなことをしなければなりません。気が進まないことから逃げずに、すべきことをするための「習慣の力(セルフ・コントロール)」を養わなければならないのです。成功とはエスカレーターに乗ることではありません。それは、「階段を使う」ことなのです。(ロリー・バーデン)

多くの人たちは駅で楽な選択肢であるエスカレーターを使用します。
階段を使うなどとは考えずに、無意識にエスカレータを選びます。
以前の私もエスカレーター派でしたが
2年前に本書に出会ってからは、階段を選ぶようにしています。
自分のためになるが、気の進まないことの象徴である階段を使うことで
自分の習慣の力を鍛えています。
本を読むだけでなく、書評を毎日書くことも意志力の強化につながっています。

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サボらないために階段を選択する!

毎日の暮らしの中で、私たちは楽な方法を選択しがちです。
しかし、自分を成長させるために、厳しいルールを設定しておくと迷いがなくなります。
ちょっとキツい道を選ぶことが、未来の自分の可能性を切り開いてくれるのです。
最近の私の目標は、ホノルルマラソンを走ることなのですが
移動中にエスカレーターを駆け上がることを自分に課しています。
のぼっている最中は負荷がかかってつらいのですが
階段を制覇するたびに、小さな達成感を得ています。
階段を駆け上がるたびにホノルルを走る自分をイメージしながら、ワクワクしています。

この「ちょっとキツい道」こそが、世界中の大勢の成功者が
この瞬間も実践していることだと著者は指摘しています。

○人間の行動には2種類しかない
つきつめれば、人間の行動は次の2種類しかありません。
1.進んで「したい」行動
2.できれば「したくない」行動

階段を駆け上がったり、書評ブログを書くなど
できれば「したくない」行動を習慣にすることで、私は日々心と体を鍛えています。
この習慣によって、私は健康を取り戻したり、出版、起業するなど
多くの果実を得られるようになったのです。

毎朝の夢リストの確認が成功のキー

毎朝、私は自分の夢リストを見返し、そのための「したくない」行動を確認します。
前日を振り返り、自分ができなかったことを日記に記すことで
今日のやるべきことが見えてきます。
今日、お会いする人に貢献することが、自分の夢を叶えてくれる近道だと考え
自分が何をすればよいかに集中します。
その日の会話をポジティブにイメージすることで
良いことを引き寄せられるようになりました。
日々、リストを確認しながら、自分が駆け上る階段について考えています。
疲れている時ほど、サボりたくなりますが
今のこの一瞬に集中することが、人生を変えてくれると信じて
行動を起こすことが、新たなチャンスのきっかけになります。
私は疲れている時には、自分のマインドを鍛えるために
絶対にエスカレーターを使わないようにしています。

まとめ

自分の中のエスカレーター、楽な作業をピックアップしましょう。
健康になりたいのなら、ファストフードではなく、手作りの料理を食べましょう。
人脈を広げたいなら、自宅にこもるより、勉強会に参加するのです。
面倒なことを避けるのではなく、楽しむことが
実は人生を面白くしてくれます。

私もグルテンフリーや階段を活用したおかげで、健康体を取り戻せました。
夢を叶えるために必要なできれば「したくない」行動をリストにし
日々の生活の中に取り入れ、それを習慣にしてみましょう。
半年後には驚くほどの効果が出ているはずです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

参考図書 自分を変える1つの習慣(ロリー・バーデン著)
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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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