蛇の毒が体じゅうに広がるのを薬で食い止めるように、「怒り」という感情を食い止めることができた修行者は、幸いである。蛇が古い皮を脱ぎ捨てるように、この修行者は超越した存在になれる。(ブッダ)
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ブッダに学ぶ、怒りの鎮め方。
仏教書のうちで最も古い聖典であるスッタニパータの中の『蛇の章・蛇』に
ブッダの素晴らしい言葉が紹介されています。
私たちは「怒りを捨てさること」で新しい自分に生まれ変われるのです。
悩み苦しむ自分から、心安らかな自分に生まれ変わることで
私たちは幸せな気分を味わえます。
ストレス社会に生きる私たちは様々な原因で怒りを覚えます。
しかし、怒りを爆発させても、自分が損をするだけで、何も生み出せません。
怒りを表現することで、周りから人が逃げ出し、運が悪くなってしまうのです。
どんな場面でも怒らないと決め、「怒らない生活」を実践するのです。
■思いどおりにならないことがあっても、怒らない。
■他人から悪ロをいわれても、怒らない。
■トラブルに見舞われても、怒らない。
■人の過ち、愚かさ、未熟さを見ても、怒らない。
■ふがいない自分自身に対して、怒らない。
以前の私は自分の感情を表に出すことで
大切な人間関係を何度も壊してしまいました。
今は怒りそうになった時には、ブッダの言葉を思い出しながら
大きな深呼吸を繰り返します。
例えば、渋滞にイライラした時には、お守りを握りしめ
ゆっくり数を数えて、気持ちを落ち着けるようにしています。
怒らないことを心に決め、怒らない生活を実践すれば、まったく新しい人間として生まれ変わることができる。そして、その新しい人生においては、平和で、おだやかな安心感に満ちた暮らしを送れるようになる。
ついカッとなることに遭遇しても、「怒らない」と決めることで
自分の感情をコントロールできるようになります。
怒らないことで、自分の運気を高められるのですから
ブッダの言葉を思い出しながら、心の平穏を保ちましょう。
もっと「いいこと」がいっぱい起こる!ブッダの言葉ゴールド [ 植西聰 ] |
激しく流れる川の水のような「執着心」という感情を洞らすことのできた修行者は、幸いである。蛇が古い皮を脱ぎ捨てるように、この修行者は超越した存在になれる。
ブッダの教えを信じて、執着心を捨ててみる。
『蛇の章・蛇』の中には、執着が人生をつまらなくすると書かれています。
怒りだけでなく「執着心」を捨て去ることで、幸せになれるのです。
現代人はブッダの時代に比べると、かるかに多くのモノに囲まれ、生きています。
日々、広告によって欲望を刺激され、必要以上にモノやお金にフォーカスし
落ち込んだり、他者への妬みを感じてしまいます。
しかし、執着心が強すぎると肩に力が入ってしまい、自分本来の力を発揮できません。
また、ギラギラした欲望が周りに伝わり、他者の協力を得られなくなります。
あまりに執着する気持ちが強くなると
我欲だらけになり、周りから人が逃げ出します。
これでは運がよくなるわけがありません。
執着心を捨てることは、とても難しいことですが
人との関係が壊れないように、自分の気持ちをコントロールすることはできるはずです。
激しく執着すればするほど、望むものは遠ざかってしまうと植西氏は指摘します。
なかなか願いが叶わなければ、失望感に苛まれます。
ブッダは、「執着心を捨てなさい、もっと自由に自分を表現しなさい」と言っています。
多様な人と付き合い、視点を変えることで、様々なアイデアが浮かびます。
他者に貢献することで、良いことが起こり始めます。
物事がうまくいかない時や、焦りを感じたたら
自分を客観視して、周りに貢献することを考えてみましょう。
自分との対話の時間を持ったり、人のアドバイスに従うなど
冷静に自分の人生を見直してみるのです。
まとめ
ブッダの言葉を定期的に読み返すことで、自分の欠点が見つかります。
大人になると人から駄目出しをされなくなります。
我を捨てながら、自分らしさを追求することで
周りの人の関係をよくできます。
自信がなくなった時、イライラを感じた時には
ブッダの言葉を読むことで、自分の気持ちをコントロールできるようになります。
参考図書 植西聰氏のもっと「いいこと」がいっぱい起こる!ブッダの言葉
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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