たくさん物を持ち歩いている方は、一度中身を全部出して、点検してみてはいかがでしょう。持ち歩く荷物の中身を整理することは、自分の頭の中を整理することと同じだと私は考えています。頭の中に余計なものが詰まっていれば、新しいものが入ってくる余地がなくなってしまいます。また、余計なものが詰まっているということは、すなわちそれらに縛られていることにもなるでしょう。荷物を身軽にすることで、心も軽やかになるのではないでしょうか。(枡野俊明)
photo credit: XoMEoX Have a Seat via photopin (license)
自分の持ち物をチェックする!
禅僧の枡野俊明氏の言葉を読んで、バッグの中身を見直してみました。
ビジネスリュックの中から、不要なモノがたくさん見つかり
いかに無駄なことをしていたかがわかりました。
バッグの中には今日必要なモノだけ入れればよいと考えることで
気持ちが楽になりました。
MacBook Proとその充電器、iPhoneの充電ケーブルと
逆算手帳に財布だけを残し、あとは持ち運ぶのをやめました。
バッグを整理することで、自分の頭も整理できました。
今日やるべきことに集中するためにも、不要なモノは全て家に置いてけばよいのです。
携帯するモノが激減したおかげで、私の体と心は身軽になり
ウキウキした気持ちで移動を楽しんでいます。
家のストック・スペースも見直してみる!
特売やセールがあると、ついついモノを多めに買ってしまいますが
たくさんの物をストックすることで、実は部屋のスペースを狭くしているのです。
「なくなったら困る」あるいは「セールだから余計に買っておく」。
そんな習慣が余分なモノを溜めんでしまい、片付ける手間を増やしています。
安くモノを買えたとしても、腐らせたり、十分に活用できなければ
モノに対して失礼ですし、ただの無駄でしかありません。
カバンを整理するように、部屋にストックしているモノを一回見直してみましょう。
洋服やバッテリー、文房具など多くのモノにスペースを占領されているはずです。
珈琲や調味料がなくなったら、その時に買いに行けばいいのです。
それがなくても、別の調味料で工夫したり
別のお茶を楽しようにすればよいのです。
セールの時に大量に買いこまなくても、必要な時に必要なだけ買ったほうが
逆にロスを減らせ、無駄遣いを防げます。
モノがなくなっても、他のモノで代用することで
自分のスペースが広がり、リラックスできるようになります。
限りなくシンプルに、豊かに暮らす [ 枡野俊明 ] |
禅僧の自給自足の考え方を取り入れる。
禅僧は、必要なものを必要な分だけ採りに行き
不要なモノは一切残しておかないそうです。
自給自足を目指す僧侶たちは夕食の準備をするとき、畑でその日食べる分だけの野菜を採っています。これが自給自足をするときの基本です。そして夕食を終えたときには、すべての食材は残っていない。翌朝の分まで採っておくことはしません。すっかり食材がなくなった台所。そこには言いようのない清々しさがあります。
余計なものがいっさいない空間を生み出すためには
禅僧のように必要なモノしか、手元に置かないようにすべきです。
モノが少ない空間はとても気持ちの良いものですから
日頃からストックしないことを意識すべきです。
まとめ
今日、使うものだけを携帯したり
今、本当に必要なモノだけを購入するようにしましょう。
安いからといってモノを買いすぎることで、自分のスペースを狭くしてしまいます。
不要なものは、いっさい置かないぐらいの気持ちで生活できれば
部屋がスッキリし、清々しい気持ちで暮らせるようになります。
参考図書 枡野俊明氏の怒らない 禅の作法と限りなくシンプルに、豊かに暮らす
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