リーダーシップとは、周りの人の能力を引き出すことです。この人はどんな人なのか、どういう経歴を持つ人なのかを深く理解して、その人の力を最大限に生かすことです。部下のことを知ろうとしてくれる人と、知ろうともしない人。どちらがリーダーとしてふさわしいか、言うまでもありませんよね。(ジョシュア・マーゴリス教授)
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リーダーシップとは周りの人の能力を引き出すこと!
ハーバードのジョシュア・マーゴリス教授の言葉が響きます。
リーダーは自分の周りのあらゆる人の能力を引き出せる人です。
部下のプロフィールをしっかりと把握し、経歴や能力を知ることで
はじめてリーダーは組織の力を最大化できます。
部下がやる気になったり、働き甲斐を感じてくれるようになると
間違いなく組織は強くなり、成長します。
そのためには、メンバーとの対話の時間持つことが重要になります。
ITによる効率化で人とのリアルなコミュニケーションがどんどん減っています。
仕事以外の雑談をすることで、お互いの理解が進みますから
できるだけフェーストゥフェースのリアルな会話を心がけたいものです。
佐藤智恵氏はハーバードはなぜ仕事術を教えないのかの中で
優れたリーダーは、必ず部下を名前で呼ぶと言っています。
これは、相手が正社員であっても、アルバイトであっても同じで
彼らは部下の立場を問いません。
若い社員がもし、目上の人や社長から名前で呼ばれたら、感激するはずです。
田中角栄も官僚や政治家の名前やプロフィールを全て暗記していたと言います。
面倒からずに、リーダーはメンバーの名前やプロフィールを覚え
しっかりと名前を呼ぶようにしましょう。
当然、理解を深めるために、1to1のミーティングをすることも大事になります。
ハーバードはなぜ仕事術を教えないのか[本/雑誌] / 佐藤智恵/著 |
リーダーが1on1ミーティングを実施すべき理由
1on1ミーティングとは、りーだーと部下の間で行われる1対 1の対話ですが
この1on1ミーティングによって、リーダーは部下の現状を把握できます。
部下との真摯な対話の時間を持つことで、部下の能力を引き出せるようになります。
先週コーチの新堀進氏から1on1ミーティングの質問の仕方を学びました。
新堀さんは海外のボスとの1on1を2週間に一度実施していたそうです。
その際、以下の4つの質問を毎週受けたそうです。
■うまくいったこと
■うまくいかなかったこと
■失敗から得たことは何か? 何を学んだか?
■これからやるべきこと
わずか4つの質問でリーダーは課題の発見を行うと同時に
部下は質問によって自ら発案するようになります。
当然、リーダーは部下の思考スタイルや能力を把握できます。
また、1on1ミーティングによって
メンバーは主体的に考え始め、積極的に動けるようになります。
リーダーからの定期的なフィードバックによって
個々のメンバーの能力がアップし、組織はどんどん成長するのです。
まとめ
リーダーは部下の能力を引き出すために
定期的にミーティングする必要があります。
部下との1対1で行う1on1ミーティングを行うことで
部下と経験を共有しながら、彼らに自ら考えるチャンスを与えることができます。
部下が内省し、行動することを宣言してもらい
それを繰り返すことで、いつの間にか部下が成長しているのです。
周りの人の能力を引き出すために
4つの質問を活用した1on1ミーティングを実施しましょう!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
参考図書 ハーバードはなぜ仕事術を教えないのか(佐藤智恵著)
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