長谷川雅彬の自分が信じていることを疑う勇気の書評

アイディアは現時点で実現していないからこそ、アイディアとしての価値があります。アイディアを思いついたとき、それを実現する方法を知っている必要などないのです。分からなかったとしたら、見つければ良いのです。(長谷川雅彬)


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常識を捨て、疑う心を養う!

長谷川雅彬氏は日本、イスラエル、スペインで働いた経験を下に
自分の壁を乗り越える方法を見つけます。
自分の信じていたものは、日本という狭い世界でしか
通用しない小さな常識でしかありません。
時代や暮らす世界が変われば、自分の頭で生き方を考える必要があります。

良いアイディアとは現時点では実現していないものですから
実現方法がわからなくても問題ありません。
実現するためのアプローチを自分から探せばよいのです。
長谷川氏の自分が信じていることを疑う勇気には
新たな思考法を身につけるための様々なメソッドが書かれています。
(書評ブロガーの米山智裕氏から本書をレコメンドされ、読むことにしました!)

日本では上司の意見に従うのは当たり前ですが
イスラエルでは上司の課題を解決できる答えを
部下が言えなければ、評価されません。
良い答えを上下の隔たりなく、オープンに考え
アイディアや解決策をチームで生み出すことで
イスラエルの会社は価値を高めているのです。

疑う勇気を持つだけで、自分を変えられます。
日本だけで通用する小さな常識を捨て
視点を広げることで、新しいビジネスチャンスが見つかります。
疑う心を育み、違う視点を持つことで、成功の確率を高められるのです。
彼がイスラエルやスペインを選んだのもそこに理由があります。
イスラエルも、スペインの企業も、日本人には人気がありません。
そこで働く日本人はとても珍しい存在になるわけですから
独自性を発揮しやすくなります。
長谷川氏は逆張り思考で、不人気な国をあえて選択し
そこで自分の力を試し、実績を残したのです。

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自分の思い込みを捨てよう!

思考のタブーを設けず、こだわりを拭い取れば、目の前のチャンスに気づける。

思考にタブーを作らないことがイノベーションの源泉です。
私たちは自分の知っていることだけで判断するために
多くのチャンスを見過ごしています。
思い込みによって、目の前のチャンスに気づけなかったり
人の本質を見抜けずに、失敗を繰り返してしまうのです。

自分の可能性を否定していては、新たなことにチャレンジできません。
自分には無限の可能性があると信じて、過去の経験や実績に流されないことです。
過去が未来を決めるわけではないと自分に言い聞かせ
自分の常識を変えることが、新たな行動につながります。
アイディアを実現する確率を上げるためには
「自分で自分の未来を作っていけるのだ」と本気で信じるべきです。

また、誰かにブレーキを踏まれても
アイディアが良いと思ったなら、自分を承認し、思いやるべきです。
他者から100%理解されることはないのですから
反対されても、そのアイディアにオリジナリティがあると信じて
周りの意見に左右されないようにしましょう。

人脈を作る際も、表面的なものではなく
恩送りを基本に、まずはギバーに徹しましょう!
自分の価値で相手に貢献するうちに
あなたを応援してくれる人が増えていきます。
相手の潜在的なベネフットや強みを見つけ出し
それを人に紹介するマップメーカーになることで
あなたの人脈は強固なものになるはずです。

まとめ

本書では様々なことを疑うことで、新たな自分に出会えると書かれています。
長谷川氏のあらゆるものを疑う姿勢を取り入れることで
視野が広がるはずです。
私たちは「知っていることしか知らない」ということを再認識することで
自分の思考の限界を理解でき、新たな視点を持てます。
未来思考、利他の心を持って行動することで
成功の確率をあげられるはずです。
米山さん、良書を紹介くださり、ありがとうございました!

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
    

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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