ユーモアや笑い、明るい気分が病気の回復に結びつくことは、今では数えきれないほどの研究によって証明されている……あまり笑わない人、いつも暗い気分でいる人は、心理学者のアイゼンクが言う「疾病誘発パーソナリティ」の持ち主である。こういう人は、楽観的な人より病気にかかりやすく、病気にかかると、ほかの人が同じ病気になったときより治りにくい。こういう言い方もできる。病気になったとき、その病気をどう受けとめるかによって、病気は治りやすくも治りにくくもなるし、治る早さも違ってくる。(パッチ・アダムス)
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笑いの恐るべきパワー
全米医師会(AMA)のストレスと病気に関する推定数字が
ブレイン・プログラミングで紹介されていました。
なんと病院で治療される病気の80%以上は
ストレスが引き金になっていたそうです。
特に、がんやその他の大きな病気の85%以上は
ストレスが引き金だったことがわかっています。
ストレスはゼロにはできませんが、上手には付き合えます。
ストレスとの関係を改善することで、病気になることを防げるのですから
その方法を身につけるべきです。
その一つが「笑いとユーモア」で
笑うことでストレスを減らせることがわかっています。
笑いのない生活を送る人は、病気になり安く、早く老けこみます。
現代人は多くのストレスを抱えながら生きていますが
過度のストレスが私たちの免疫機能を弱めてしまうのです。
オーストラリアのがんの権威ィリップ・ストリッカー教授によると
がんと診断された彼の患者はほとんどの場合
過去2、3年以内に大きなストレスを感じるできごとを経験していました。
別居、離婚、肉親の死、失業、深刻な金銭的問題が引き金になり
がんを発症していたのです。
人生には嫌なことがたくさん起こりますが
それを上手に乗り越える方法を見つけておかないと
私たちは自分の健康を害してしまいます。
人は笑うだけで、免疫機能が30%ほどアップすると言われています。
免疫機能を高めるナチュラルキラー細胞(NK細胞)が、笑うことで活性化します。
笑いとユーモアが病気になるリスクを低めてくれるのですから
もっと日常生活で私たちは笑顔になった方がよいのです。
つらい時にも笑顔になれるようマインドセットを変えれば
やがてはよいことが起こり始めます。
笑顔の力でエンドルフィンを分泌させよう!
笑いはいわば内臓のジョギングだ。内臓を揺さぶり、肺活量を高める。それは大いなる期待に火をつける点火装置である。(ノーマン・カズンズ)
サタデー・レビューの編集地長だったノーマン・カズンズは
不治の病と言われた膠原病から奇跡の復活を遂げました。
彼は大量のビタミンCと笑いの力で、自分の病気を治したのです。
彼は10分間大笑いすれば、薬など飲まなくても
体は痛みから解放されることを明らかにしました。
笑いによって脳内で機能する神経物質のエンドルフィンが分泌されますが
これが体内を循環し、免疫機能など体のいろいろな機能に
よい影響を及ぼしてくれるのです。
ストレスを上手に乗り切るためにも、笑顔は欠かせません。
病気になった後でも、笑うことでエンドルフィンが活性化し
病気を治す可能性を高めてくれます。
当然、医療機関を信じることが一番ですが
ネガティブな状況でも笑いを取り入れ
自分の免疫力を高めることを忘れないようにしましょう。
私たちは嫌な体験やつらい時こそ、笑いやユーモアを大切にすべきです。
まとめ
人生にはつらいことがたくさん起き、その度にストレスを感じます。
しかし、このストレスを放っておくとしまいには病気に罹ってしまいます。
つらい時にも視点を変えて、物事のよい面を探したり
笑いやユーモアで困難を乗り越えられるとマインドセットを変えてみるのです。
病気になった時にもすぐにあきらめずに
エンドルフィンの力を信じて、日頃から笑うようにしましょう。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
参考書籍 アラン・ピーズとバーバラ・ピーズの
自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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