慢性的な時差ボケ状態を避ける方法。

早く寝て早く起きれば、体内時計と地球の日周期が同期する。そのほうが、明るいうちに眠ろうとするよりも健康的だ。(トレーシー・マークス)


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人間は夜活動するように作られていない!

人間の睡眠と覚醒のパターンは太古の昔から決まっています。
この睡眠パターンが乱れるようになったのは
わずかこの100年の間の出来事なのです。

人間は本来夜行性の生き物ではないのですから
無理して、夜遅くまで起きているのは賢い選択ではありません。
人間の視覚は暗闇では対応できません。
夜でも目が効くライオンなどの餌食にならないように
私たちの祖先は夜は動き回らず、休息をとっていました。
私たちの体は昼間に活動することを前提に作られているのですから
このルールを破るのはやめておいた方がよさそうです。

人間の感覚器官は、日中に驚くほど優れた能力を発揮する。そのおかげで色を鮮明に識別できるほか、五感を上手に組み合わせて自分の周囲を理解できている。これほどの能力は、ほかの生物にはない。(ショーン・スティーブンソン)

神様が与えてくれた能力を最大化するためには、朝から活動した方がよいのです。

メラトニンをしっかり分泌させ、早寝早起きの体を作る!

私たち現代人はもはや自然の中で暮らしているわけではありませんが
私たちの遺伝子は自然の中で暮らしていた先祖とほとんど変わっていません。
人間に遺伝子の適応には何千年もかかるという事実を知れば
夜更かしが難しいことがわかります。
人間は決まって訪れる明るい時間帯と暗い時間帯に合わせて
進化を遂げてきたのです。
ですので、いきなり体内時計やホルモンサイクルを変えることはできません。

夜遅くまで起きるということは体に負荷を与えています。
明るい電気やブルーライトが、現代人の睡眠の質を下げています。
これが私たちのストレスの原因になり、心と体の健康に悪影響を与えているのです。
不規則な生活が私たちを混乱させていると
ショーン・スティーブンソンは次のように指摘します。

寝る時間や起きる時間が日によって違うのだから、体内時計もめちゃくちゃだ。寝起きする時間が決まっていないというのは、睡眠の質が下がった最大の原因かもしれない。睡眠時間が不規則だと脳がパターンを見いだせないので、慢性的な時差ボケ状態が生まれるのだ。

自分の体調をベストにたと保つためには
ベストな睡眠パターンを作ることです。
どんなに遅くても24時前には眠るようにして
朝早く起きることを習慣にしましょう。
メラトニンは眠りを誘うホルモンですが
朝日を浴びてから約15時間後に分泌される性質があります。
早起きしてメラトニンを浴びれば、夜早い時間に眠くなりますから
朝は早起きを心がけしっかりと太陽光を浴びるべきです。

朝から活動し、夜早く眠ることで
脳のパフォーマンスが高まり、生産性がアップします。
ベストな結果を手に入れるためには、早寝早起きが欠かせないのです。

まとめ

早寝早起きを習慣にすると、自然と生活のリズムが整います。
私たちの体は昔から昼間活動するように作られています。
この100年の夜型の生活に遺伝子が追いつくわけがありませんから
早寝早起きの生活パターンを取り戻すべきです。
慢性的な時差ボケ状態を避けるためには
規則正しい生活を意識し、早寝早起きを実践すべきです。

参考図書 ショーン・スティーブンソンSLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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