アンディ・モリンスキーのひっこみ思案のあなたが生まれ変わる科学的方法の書評

思考を一度リセットして、ゾーン外のことを避けているという事実を認識し、どのように避けているのか、避けるのは極めて合理的な行動だとしてどのように正当化しているのか、といったことを明確に理解する必要がある。人は、コンフォートゾーンから出ないですむよう自分を守ろうとするところがある。(アンディ・モリンスキー)


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引っ込み思案をなくすためにマインドをリセットしよう!

ハーバードビジネスレビューで人気を博すアンディ・モリンスキー
ひっこみ思案のあなたが生まれ変わる科学的方法を読んでいて
かつての情けない自分を思い出しました。

私は2005年ごろから周りのアルファブロガーたちから
ブログを書いた方がよいとなんどもアドバイスをもらっていました。
インターネットの陣地をとるためには
ブログが最適だという彼らの話に興味を持っていたのですが
自分に自信を持てずにいたため、前に出るのが怖く
なかなか記事を執筆できずにいました。
サラリーマンの自分にはパーソナルブランディングは
必要ないと勝手に理由をつけて
ブログを書くことをいつも先延ばしにしていたのです。

2008年にTwitterが流行り始めた頃から、私の意識は徐々に変わり始め
ソーシャルメディアでの情報発信ができるようになっていました。
私は自分のコンフォートゾーンからなかなか抜け出せずにいたのですが
Twitterという140文字のブームが到来することで
情報発信への心のハードルを少しだけ下げられました。
最初はソーシャルメディアのニュースを紹介していましたが
多くのフォロワーから感謝されていることがわかり
徐々に自分の意見や考えを書き込めるようになりました。
Facebookにも積極的に文章を書くことで
パーソナルブランディングのパワーを実感し
目立つことへの恐怖感を減らせるようになりました。

しかし、それでもまだブログには恐怖感を抱いていました。
長文を書くことは自分にはできないと決めつけ
ブログは相変わらず手つかずの状態でした。

コンフォートゾーンの外に飛び出そう!

ゾーン外に踏みだすと、ずっと恐れていたほどは怖くないということに気づくだけでなく、思っていたより向いていると判明することもある。人は未来を予測するカがとんでもなく低い。それは何十年にも及ぶ心理学の研究から明らかで、とりわけ自分についての予測が下手だ。自分の能力やレジリエンス(困難な状況に柔軟な姿勢で向き合うカ)を決まって低く見積もっては、自分の未来を実際より悪い方向へと想像する。

驚くことにゾーンの外に飛び出した私にも転機が訪れました。
2010年にUSTREAMで番組を開始した直後
私はいきなり出版のチャンスを手に入れたのです。
文章を書いているうちに、自分にも記事を書けると気づけ
翌年からようやくブログをスタートできました。
ソーシャルメディアの本を出版する著者の自分に
ブログがないのは変だと考えることで、やっとマインドをリセットできました。
やってみない限り、自分の可能性は永遠にわからない」と
FacebookのCOOのシェリル・サンドバーグは言いましたが
まさに私はブログのおかげで、自分の新たな可能性を発見しました!

今では1日に2本のブログを更新するほど、ブログに力を注いでいます。
ブログのおかげで、私は本を定期的に出版したり
雑誌の連載を持てるようになり、自分に自信を持てるようになったのです。
やりたいことはなんでもできるというマインドセットを身につけることができ
新しいことへのチャレンジが当たり前になったのです。
ブログを継続し、自分のコンフォートゾーンから出ることで
私はサラリーマンをやめ執筆や社外取締役など
好きな仕事だけに専念できるようになりました。

確かに今までの自分を変えるためには勇気が必要です。
しかし、新しいことにチャレンジしない限り、面白いことは起こりません。
いつもと同じ世界(コンフォートゾーン)を飛び出すことで
人ははじめて、自分の可能性に気づけます。
一度ここから抜け出せれば、次からのチャレンジが怖くなくなります。

自分にもできると信じることで、私たちはよりアクティブになれるのです。
私はブログとメディアでの連載のおかげで
著者や社長、コンサルタントと出会えるようになりました。
自分とは異なる世界に生きる人たちと会話し
何かにチャレンジすることで面白いことが
引き寄せられてくることを実感しました。

まとめ

本書を読むことで、自分に勇気を与えることができます。
コンフォートゾーンを抜け出し
マインドをリセットすることで行動する勇気をもらえます。
コンフォートゾーンを出ると
誰しもなにかしらの苦労を経験しますが
勇気を持って行動するうちに新たな自分に出会えます。
前に進むことに慣れれば、ひっこみ思案もなくなり
やがては良いことを引き寄せられるようになります。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

        

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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