なぜ当たり前のことをやっている人を褒めないといけないのかなどと言っていると、みなさんについてくる人は誰もいなくなりますよ。(矢部輝夫)
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減点主義をやめて、人を褒めてみよう!
矢部輝夫氏のリーダーは夢を語りなさいの書評ブログを続けます。人は自分のやった仕事が相手に評価され、認められたいと絶えず考えています。多くの部下は自分が褒められることを期待していますが、そのチャンスはなかなか訪れません。 評価する側のリーダーたちは人を褒めるのではなく、減点主義でマイナス評価を部下に下すことばかり考えているのです。このミスマッチが人のモチベーションを下げているのです。人にしっかりと働いてもらうためには、自分のスタンスを変える必要があります。小さなことでもよいので、部下を褒めるようにしてみましょう。人は褒めることによって、自ら考え、動くようになるのです。矢部氏が言うように当たり前のことを褒めることで、人がついてくるようになります。日々、部下を褒めて部下に誇りを持たせることがリーダーの大事な役割です。
リーダーは夢を語りなさい 新幹線清掃会社「TESSEIの奇跡」が起きるまで (PHPビジネス新書) [ 矢部輝夫 ] |
部下を褒めるというのは、上司の権利ではなく義務
中谷彰宏氏は「部下を褒めるというのは、上司の権利ではなく義務です」と述べています。上司やリーダーになったら、部下の長所を見つけて、褒めることを習慣にすべきです。相手が自分を誇りに思えるように、できるだけ具体的に部下の成果を褒めるべきです。一週間前よりはるかに進歩しているねと褒めることで部下は目の色を変えて、日々成長しようと努力します。褒める時は過去と比較すると部下のモチベーションが高まります。そのためには日々リーダーが部下の行動を把握し、何を褒めるかを考えなければなりません。部下の行動にフォーカスすることで、部下の長所が自然に見つかるようになります。
部下に「ありがとう」と感謝の言葉を伝えることで組織の人間関係を改善できます。リーダーが「ありがとう」を習慣化することで、組織の中に感謝の言葉が伝染していきます。「ありがとう」は魔法の言葉で、言われて嬉しくない人はいません。感謝の言葉が組織にエネルギーを生み、ありがとうと言われるために何をすればよいかをメンバー自らが考えるようになります。チームで褒める際には、人前で褒め、拍手をするのも効果があります。当たり前のことでも五感を活用して褒めることでチームのやる気を引き出せ、組織を強くできるのです。
まとめ
褒めることで人は誇りを持てるようになり、生きがいを見つけるようになります。人から評価されることで、働く活力が生まれるのです。リーダーは当たり前のことを褒めたり、部下の長所を見つけることで自分の組織を強くできるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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