老廃物の排出割合は、便が75%、尿が20%、汗がたったの3%といわれています。いくら汗をかいても、便秘を解消しない限り本格的なデトックスにはならないというわけです。(松生恒夫)
photo credit: wuestenigel Roasted Vegetable Salad with carrot, potato, red onion, spinach, quinoa via photopin (license)
もっとも効果的なデットクス法は?
体の中に食事で過剰摂取した脂質・糖質毒素をためたままにすると、むくみや肌荒れを引き起こします。この老廃物を体内から排出するデトックスを行うことで、健康な体を取り戻せます。デトックスというと岩盤浴やホットヨガなど汗をかくことが頭に浮かびますが、松生恒夫氏の朝の腸内リセットがカラダを変えるを読むことで、デトックスへの考え方が変わりました。なんと汗からは老廃物の排出はほとんどできないと言うのです。
デトックスのもっとも効果的な方法は腸の動きをよくして、排便を促すことだと松生氏は指摘します。乱れた食生活が続くと腸内の便が排泄されず、腐敗が進んでしまいます。腸内細菌のバランスがくずれることによって、善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れてしまいます。悪玉菌が増加することで、腸への負担・ストレスがふえ、腸の活動が低下し、私たちは便秘になってしまうのです。これを防ぐためには食物繊維の多い食事を摂るべきです。老廃物を腸に残さないようにするために腸を温めるのもよいようです。
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朝の腸内リセット7つの習慣
朝の腸内リセットを習慣にすると腸の動きが活性化します。以下、朝の腸内リセット7つの習慣を紹介します。
1、起床後に水分をしっかりとる
朝の水分摂取によって、水の一部が大腸に到達し、便を柔らかくしてくれます。水を飲むことで体と脳が目覚めるので、朝起きたら必ずコップ一杯の水を飲むことを習慣にしましょう。私は朝起きたら、炭酸水を飲むようにしています。
2、朝食をきちんと食べる
朝食は排便にとても重要な「大ぜん動(腸の収縮運動)」を起こしてくれます。以前は私はあまり朝食を摂らなかったのですが、最近は野菜、フルーツ、ヨーグルト、ナッツを食べて腸に刺激を与えています。
3、腸まで届く植物性乳酸菌をとる
植物性乳酸菌は温度変化に強く、胃腸内の過酷な環境でも死滅しにくいため、生きたまま大腸まで届く貴重な菌です。この植物性乳酸菌を摂取することで、腸内フローラが改善することがわかってきました。植物性乳酸菌は味噌、醤油、漬物などの発酵食品に多く含まれているので、味噌汁を朝の習慣にしましょう。味噌汁は腸を温める効果もあるので一石二鳥ですね。
4、水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく
食物繊維は水に溶ける水溶性と溶けない不溶性分かれます。水溶性は熟した果物やコンニャク、コンブ、ワカメといった海藻類に多く含まれます。不溶性はセルロースやヘミセルロースでレタスやゴボウなどの野菜に含まれています。腸の健康維持に最適なバランスは不溶性2に対して水溶性が1なので、食物繊維を食べる時にこのバランスを意識しましょう。
5、食物繊維は食べる順番も大事
一番最初に野菜などの食物繊維を多く含んだもの食べると肉に含まれる動物性脂肪を吸着して、体外に排出してくれます。先に食物繊維を食べることで、肉などの脂肪分などの体内への吸収を防いでくれます。また、野菜を先に食べることで、血糖値の上昇カーブもなだらかになります。最後にご飯や麺類の炭水化物を食べるなど順番を守ることで無理なく痩せられるようになります。
6、朝の大ぜん動を逃すな!排便する時間をとる
1日に数回起こる大ぜん動の中でもっとも朝の大ぜん動が強いのです。リラックスして副交感神経を優位にしたり、朝食をしっかり食べ、大ぜん動を起こすことで排便を促すようにしましょう。
7、今より1時間早く起きる
朝を慌ただしくしないために早起きし、排便する時間をしっかりと確保しましょう。汗をかくより、排便の方がデトックスに効果があるので、一番排便しやすい朝時間を大切にして、腸内リセットを習慣化するのです。
まとめ
体から老廃物を排出(デトックス)することで、肌荒れを防いだり、健康を維持できます。デトックスのためには排便がもっとも効果があることがわかっています。そのためには腸内環境を改善することです。そのために食物繊維や植物性乳酸菌をしっかりと摂ることがポイントになります。
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