座り続けることは悪なのか? 座らない!: 成果を出し続ける人の健康習慣(トム・ラス著)の書評

組織のリーダーであるからこそ、正しく食べて、よく体を動かし、しっかり眠らなければなりません。経営者として成果を出すためです。寝不足になったり、運動をサボったりしたら?その場合は「社員を大切に扱う」「良いアイデアを思いつく」「午後に高度な仕事を片付ける」のすべてに失敗しかねません。要するに、毎日最高の状態で働きたいなら、日々の優先順位リストの最上位に「自分の健康」と書き込む必要があります。もちろん簡単ではありません。繁忙期ならなおさらです。しかし自分のためだけでなく他人のためにも、健康を優先しなければならないと肝に銘じておきましょう。(トム・ラス)

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健康になるためには、EAT・MOVE・SLEEPの3原則がポイントになります。
仕事の質は、健康で決まると言っても過言ではありません。
ビジネスマン、特にリーダーこそ、健康に気を使えと
ビジネスコンサルタントのトム・ラス
座らない!: 成果を出し続ける人の健康習慣の中で言っています。
彼自身がVHL病という癌になりやすい体質だったため
健康への関心が高く、彼の長生きのためのノウハウが本書に凝縮されています。
座らない!は、多くのビジネスマンに読んでもらいたい良書です。

私たちは、一日の多くの時間をオフィスで過ごしているため
座っている時間が、驚くほど長くなりがちです。
しかし、私たちの体は長時間の座り仕事には、順応できません。
私たちの祖先が狩猟、採集のために一日中歩き回っていたために
歩行することで健康が保たれるようになっているのです。
なんと一日に6時間以上座ることが、病気のリスクになると言うのです。

平均すると、私たちは1日9.3時間も座っています。眠っている時間よりも座っている時間のほうが長いのです。人間の体はこのような環境に適応するようにつくられていません。結果として多くの人が肥満体になり、糖尿病を患うなど深刻な健康問題を引き起こしています。たとえ食事に気を付けて1日30分運動するのを日課にしても、毎日9時間以上の座位に伴う悪影響を相殺できません。私が子どものころには、日々の生活で運動不足になることはまずありませんでした。毎日、友達と藷に近所を走り回っていたからです。私道でバスケットボールをしたり、ほかのスポーツをしたり、起きている間はほとんど運動中でした、今振り返ると、毎日気分が良く、無限の活力にあふれていたのも当然のことでした。しかし正社員としてフルタイムで働き始めたら状況が一変し、不幸な現実に直面しました

適度な運動は、私たちの健康に欠かせないのですが
これだけでは十分ではありません。
座っている時間が長くなると、健康を害することが
最近の調査でわかってきました。

1週間に7時間以上運動する人のうち、一日の大半を座って過ごす「座位グループ」とそうでない「活動グループ」に分けて、比べてみましょう。すると、座位グループの死亡リスクは活動グループと比べ50%以上高くなります。死因を心臓病に限ると、座位グループの死亡リスクは2倍にはね上がります。運動は確かに健康促進に役立ちますが、何時間も座り続けるという身体不活動の悪影響を相殺できません。とはいっても、現実には「じっとしている時間」はいとも簡単に増えていきます。どうしたらいいのでしょう?まずは一日の状況をつぶさに分析したうえで、徐々にちょっとした運動を加えていく。最低でも座っている時間を減らす。ルーティン化した生活の中で少し余計に動く」瞬間を見つけるのは、実はそれほど難しくありません。そんな瞬間は1日だけで文字通り何百回もあるのです。

私は今年の5月から一日10Kmから15km歩くようにしています。
また、Apple Watchで、座っている時間をこまめにチェックし
オフィスを歩き回ることを心がけるようになりました。
また、長時間歩くことも苦にならなくなり、私は健康体を取り戻しました。

砂糖は老化を促進する、高脂肪食を食べてはいけないなど
食に関してのトム・ラスの本書の主張も、このブログの考えに近く
とても共感しながら、本書を読めました。
当然、翌日のビジネスのためには、睡眠の質も重視しなければなりません。

本書の次のトム・ラスの言葉が、私には響きました。
日々の小さな選択の一つ一つが、私たちの未来の寿命を決めるのです。

これまでに私が個人的に学んだことは、私自身が日常生活で下す無数の判断に影響を与えています。どんな食べ物を一つ口にするのか?それによって、自分の家族(妻と2人の子ども)と一緒に過ごせる年数が決まります。朝30分の運動は?これを実践するだけで、その日は一日中家族や友人と楽しく過ごせます。一日の快眠は?それだけで、翌日フル回転する活力を得られます。健康的に食べて、動いて、眠ると、私はより良き親になれるし、より良き夫にもなれます。仕事の生産性も上げられます。日々の選択は一見するとささいなことに思えたり、取るに足らないことに思えたりします。ですが、あっという間にちりも積もって山となります。日々の生活の中で「良い選択」が「悪い選択」を上回り続ければ、健康的に年を取るチャンスを得られます。人生自体が逆境に打ち勝つためのゲームともいえるのです。たとえば四大生活習慣病であるがん、糖尿病、心臓病、肺病。基本的に予防可能であるのに、これら四つの病気で10人中9人が死にます。

日々の選択、食べること、運動、睡眠をどうするかを絶えず自問しましょう。
私はアルコールをやめ、添加物にも気を使っています。
ファスティンググルテンフリーを意識することで
ダイエットとアレルギー体質を改善できました。
自分の意識を変えること、悪い習慣を良い習慣に置き換えることで
健康体を手に入れることができるのです。
本書についえは、何回かに分けてご紹介したいと思います。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
   

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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