結局、心に余裕がないと、他人のことを助けてあげることはできません。小さなことに目を向けることこそ、心に余裕を持つことなのだと思うのです。(吉田正美)
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何か手伝えることはないか?を口癖にしよう!
先日著者の横山信治さんと食事をした際に、鶴瓶師匠の気配り力の話になりました。横山さんは小学生の時にプロの落語家として活躍しましたが、何とその時に鶴瓶さんの兄弟子だったのです。鶴瓶さんと接することの多かった横山さんは、彼の気配りや思いやりの力に圧倒されたそうです。いつも相手のことを気にかけて、多くの落語家から信頼を得ていたそうです。大阪の落語家はNHKの東京のレギュラー番組をもつことができないというルールを鶴瓶師匠は人間力で勝ちとったそうです。気配りを欠かさず、恩を受けた人には必ず恩返しをすることで、鶴瓶ファンがどんどん増えていくのです。
吉田正美氏の「ぜひとも、あなたに」とお願いされる ハイクラスな人の気配りの習慣を読んでいたら、ここでも鶴瓶師匠の逸話が紹介されていました。高校時代にTV番組の鶴瓶師匠の生徒役だった吉田氏は10年ぶりに偶然鶴瓶師匠に再開します。その際「何か手伝えることはないか?」と聞かれたそうです。久々に会った人にも貢献したいという気持ちが人を動かします。目の前の人をいつでもサポートすることが相手との関係をよくし、運気を高めてくれるのです!
吉田氏は目の前の人に思いやりの心を持って接するべきだと言います。
では、目の前の人の困りごとをお手伝いすることを習慣にするには、どうしたら良いでしょうか。難しく考えることはないと思うのです。電車で席をゆずる。重い荷物を持っている人がいれば、持ってさしあげる。そういう小さいところから実践してみましょう。習慣にする第一歩は、小さな親切の積み重ね。ハイクラスの人は、人に喜んでもらえる笑顔が、自分のパワーの源になることを知っているのです。
「何か手伝えることはないか?」を口癖にして、小さなことでもよいので相手への貢献を考えるのです。小さなアクションを習慣にすることで、感謝の言葉と素晴らしい笑顔をもらえるようになります。心に余裕を持って、目の前の人に貢献できる自分になるのです。チャンスは目の前の人や周りの人が運んできてくれると信じて、小さなアクションを起こしましょう。
「ぜひとも、あなたに」とお願いされる ハイクラスな人の気配りの習慣【電子書籍】[ 吉田正美 ] |
「知る→やってみる→習得する」を身につけよう!
アウトプットしてこそインプットがあるのです。できればその日中に、セミナーの内容や読んだ本のことを、人に伝えるという習慣をつけましょう。今はブログやフェイスブックなどのSNSもありますし、アウトプットする場は昔に比べてたくさんあります。情報にしても、知識にしても、「知っている」と「できる」は違います。
本を読んでもそれは知っているという人が多いです。以前の私もそういうタイプでインプットにばかり尽力していました。本を読むことだけで満足していました。インプットだけでなく、アウトプットすることで著者のノウハウを自分ごと化できました。アウトプットと行動、習慣化が私の人生を面白くしてくれました。
吉田氏は女性視点で、男性のマナーについて指摘します。男性はマナーのことを「知っている」だけで、行動に移そうとしません。英単語をせっせと覚えても、話す練習をしないと、
「知る→やってみる→習得する」。この方程式を守れば、
誰のどんな知識であっても、自分のものにすることができます。 知ったかぶりをしたり、 情報過多の頭でっかちになってしまっている人は、 自分に自信がなく、 情報だけで格好をつけようとしてしまうのです。 このエグゼクティブの方程式を覚えて、ぜひ実践しましょう。
ハイクラスな人になるためには、自分を変えると決めて、「知る→やってみる→習得する」の方程式を身につけるとよさそうです。自然と周囲の人をファンにするためには、様々な知識や体験が必要になります。より多くのことにチャレンジして、それを習得することで魅力ある存在になれるのです。相手をもっと大切にしたり、 相手のために何かできることはないか?という質問を口癖にしてみようと思います。
まとめ
相手のために自分ができることを実践している人がハイクラスな人なのです。相手の話を傾聴し、自分にできることを確認してみましょう。本書には、首相や大臣など800人を超えるVIPを20年アテンドした著者のメソッドが45個紹介されています。女性ならではの視点(マナーやファッションの項目)が私にはとても参考になりました。著者のメソッドを習得するために、デコルテを広げる(胸をはる)、別れ際こそ心を込めるなど一つ一つ実践していきたいと思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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