偏見がなく、有益で、建設的な批判を進んで求めよう。(デール・カネーギー)
photo credit: Wyrmworld Yes via photopin (license)
他者の有益な批判を受け入れよう!
斎藤広達氏のきっとうまくいく魔法の言葉は、デール・カネーギーの名言の解説書で、彼の考え方をわかりやすく私たちに届けてくれます。
本書を時々読み返しますが、その度に気づきを得ています。人は他者からの批判を嫌がりますが、実はその中に自分を変えるヒントが隠されていることがあります。建設的で有益な批判はスルーせずに、自分ごと化することで成長できるようになるのです。
少しぐらい辛辣な批判でも、よくよく冷静になって分析してみると、的を得ているものもあります。自分への批判を全部無視してしまうのは、とても勿体無いことですから、良いアドバイスがあれば、どんどん参考にしたほうがよいのです。
あなたに対する批判は、
すべてが歪んだ嫉妬心によって生み出されているわけではないので す。いや、妬みによって、 少々ロ当たり悪く味付けされてはいるけれども、 じつはあなたが普段気がつかない、 致命的な欠点すら発見しでくれている可能性だってあるということ なのです。(斎藤広達)
批判をしてくれる人を嫌うのではなく、自分のコーチだと思って、受け入れてみましょう。それが歪んだものや嫉妬心からなされたものでも、あなたの未来をよくしてくれるアドバイスだと捉えてみるのです。異なる視点があなたを変えるキッカケを与えてくれるかもしれません。
リーダーになるために新装版 [ デール・カーネギー ] |
批判をチャンスだと思い、自分を変えてしまおう!
大人になると、友人や仲間に対して、ストレートに何かを言うことはなくなります。子供のころ、相手が傷つくことなどおかまいなしに言い放った言葉に出会うことは、かなり減ってしまうのです。でも思い出してみてください。幼いころに友だちに言われた何気ない言葉や、喧嘩して浴びせられた辛辣なひと言が、その後の自分の成長につながりていたりすることはありませんか?
年齢を重ねるうちに自分のためにアドバイスをしてくれる人は少なくなります。あえて小言を言ってくれる人は貴重な存在だと思って、仲良くすべきです。辛辣な言葉をくれる古くからの友人に時々会ってみるのもよいでしょう。お互いの成長をほめあいながら、ダメ出しをすることで、自分を変えられます。
斎藤氏はいくつになっても、どんなポジションになっても人な成長できると言います。自分の人生を停滞させないためにも批判者を周りにおくようにしましょう。
どんなに充実して毎日を送れるようになっても、人はまだまだ成長できるものです。そのヒントを多くの人からもらえるのだから、どんどん利用して、成長を加速させようじゃないですか。
イエスマンばかりに囲まれると判断を謝ります。異なる意見の持ち主、批判を恐れない人を周りにおくことが、結局は自分のためになるのです。自分に的確なアドバイスを与えてくれる人が見つからなければ、コーチを雇うのもよいでしょう。私もコーチングを受けることで、自分を変えるヒントをもらえました。コーチの質問によって、自分の行動を振り返ることができます。コーチはあなたを成長させてくれるアドバイスを与えてくれますから、全面的に信頼してみるのです。思うような結果が出ないようであれば、コーチとともに行動をチェックし、新しいやり方を考えればよいのです。自分一人では、なかなか自分の行動を変えられません。人生の伴奏者(コーチ)を持つことで、自分の課題が見つかり、目標達成のスピードが加速します。
まとめ
有益で建設的な批判によって、私たちは自分を変えられます。批判をしてくれる人を嫌うのではなく、自分のコーチだと思って、受け入れてみるのです。有能なコーチを雇うことで、自分の成長が加速します。定期的にコーチから質問を受けることで、何をすれば結果を出せるかがわかります。批判やアドバイスを遠ざけるのをやめ、自分ごと化することで成長が早まります。
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
コメント