何のために本を読むかといえば、究極の目的は自分でしっかりとものを考えられるようになるためですが、「自分で何かを発言できるようになる」ということもあります。(小飼弾)
読書で思考力と発言力を鍛えよう!
小飼弾氏の本を遊ぶ 働くほど負ける時代の読書術の書評ブログを続けます。小飼氏が指摘するように、読んだ本を誰かのためにアウトプットすることで、思考力と発言力を鍛えることができます。読んだ本を自分の血肉にするためには、読書メモや書評を書くことに習慣にしましょう。ただ、本を読んだだけでは、著者の知識を理解したいとは言えません。他者に説明する努力をすることで、はじめて知識を自分のものにできるのです。私も日々書評を書くことで、著者との対話を繰り返しています。自分の意見を書評にまとめるために、本を読みながら必死に考えるようになりました。自分の人生のために使えるキーフレーズを見つけ、それを自分ごと化し、アウトプットすることで、自分の中によい変化が生まれたのです。
また、アウトプットによって、知識を吸収しやすくなります。
本や知識は循環させることが大事です。何かを出すことで新しいものが入る隙間ができます。脳に入れた情報は、今度は発信していかないとどんどん詰まっていく。だからブログや、Twitter、Facebookなどで「こんな本を読んだ」と発信することは、自分の意見をいうためのいいトレーニングになるのです。
インプットアウトプットは両輪で、日々発信を続けることで、その知識を自分のものに変えられます。ブログのアウトプットによって、ネット上の誰かのために貢献でき、感謝されるようになります。ここから新たな出会いをデザインできますから、自分の意見をどんどんブログやソーシャルメディアに書くようにしましょう。
そのためにはインプットとアウトプットに時間を割くようにすべきです。思考力と発言力を強化するために、TVやネットサーフィンをやめて、読書とアウトプットの時間をしっかりと確保しましょう。
本を遊ぶ 働くほど負ける時代の読書術 (文庫) [ 小飼弾 ] |
インプットとアウトプットの両輪が人生をより豊かにしてくれる
本を読むということは、自分を読むということです。本は鏡となって等身大の自分を照らしてくれる。情報量が足りない部分は、自分の経験なり、記憶なり、想像力なりで補ってやらなければいけない。だからこそ自分がわかるのです。
本を読むことで自分の足りない部分が明確になります。それを補うために過去の自分との対話が始まります。読書によって、数年前の記憶がよみがえり、そのころ仲良かった人の顔が浮かびます。その人と何かできることはないか、貢献できることはないかを考えることで、新しいアイデアが浮かんできます。Facebookメッセンジャーでアポを取り、そのアイデアについて話すとそこからプロジェクトがスタートしたり、面白い人を紹介してもらえます。読書が次の行動のきっかけになり、人生を面白くしてくれるのです。
アイデアをブログやソーシャルメディアで発信していくと、フォロワーの人たちからフィードバックをもらえます。応援やアドバイスをもらうことで、アイデアがもっともっと面白くなります。ソーシャルメディアをROMするツールではなく、発信するツールに変えることで、自分のブランドも変わります。ただの人から役立つ人に生まれ変わることで、他者からの評価が高まり、チャンスが運ばれてきます。発信を続けると、質の高い情報や新たな仲間が自分のもとに引き寄せられてくるのです。私も出版や連載など多くのチャンスをアウトプットによって手に入れました。読書とアウトプットを両輪にすることで、人生は間違いなく面白くなります。
まとめ
本を読めば読むほど、様々な思考ができるようになります。それをブログやソーシャルメディアでアウトプットすることで発言力を養えます。アウトプットを繰り返すうちに人から感謝されます。アウトプットを重ねることで、フィードバックをもらえたり、新たな出会いをデザインできるようになり、人生をより豊かにできます。
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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