気分がいいときには、人生には幸せなことばかりあふれていると思えるのに、気分が落ち込むと、人生にはいいことなどーつもないと思う。そのとき一変したのは人生そのものではなく、あなたの「気分」と「感情」。その2つが、「人生」に対するあなたの見方を変えてしまったのだ。(リチャード・カールソン)
リチャード・カールソンの読むだけで自分のまわりに「いいこと」ばかり起こる法則: 快適にポジティブに生きるコツの書評を続けます。 私たち人間は気分に左右される生き物です。自分の気分がよくなれば、物事がうまくいくようになるのですから、気分と上手につき合う方法を覚えておけばよいのです。
気分がいいときは、それをそのまま受け止めればいい。気分が落ち込んでいるなら、くよくよしたりせず、何もしないことだ。気分を否定したりせず、通りすぎるのを静かに待つこと。しかし、ほとんどの人が落ち込んだ気分から抜けだそうと、じたばたする。
気分が落ち込んだ時にはそれを受け入れ、焦らないことです。余裕をなくすと自分を追い詰め、さらに気持ちが落ち込みます。人の気持ちは、嵐のようなもので、突然落ち込むことがあります。どんな嵐も必ず過ぎ去りますから、それが通りすぎるのを静かに待てばよいのです。
私たちがくよくよしてしまうのは「悩みごとそのもの」に原因があるのではありません。落ち込むのは、自分の考え方が原因で、それを変えればよいのです。 自分の気分の落ち込みや心配事で、今ここに集中できないのはとても勿体ないことです。そんな時はひと呼吸おいて、自分に「大丈夫」と声をかけてあげましょう。大きく深呼吸して、リラックスすることで、マインドセットをポジティブに変えられます。ネガティブな感情を感じたら、自分を取り戻すために、マインドフルネスを心がけるのです。
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心のネガティブな雑草を抜き、水やりをしよう!
ネガティブな考え方という雑草を抜き、水やりを忘れなければ、おだやかで満ち足りた時間があふれだすだろう。
人の心も庭と同じで、手入れが必要だとリチャード・カールソンは言います。ネガティブな感情が芽生えたら、それを放っておくのではなく、すぐに対処しましょう。問題が複雑で解決が難しいと考えているなら、それをメモに書き出してみましょう。難しいと考えている理由を細かく分けることで、自分のできることが見つかります。書き出すうちに自信が生まれ、やる気を取り戻せるはずです。自分の力を信じることができれば、嫌な気持ちにさよならできます。答えを見つけるためにインプットをしたら、あとは脳の力を活用すればよいのです。
この問題はなかなか手ごわい。すぐには答えが見つからないかもしれない。そんなときはしばらく放っておいて、コーヒーでも飲むのがいい。あらためて取り組めば、アイデアが浮かんでくる。(エミール・ヴォルマー)
インプットした情報と過去の知識と体験が脳の中で結びつき、よいアイデアが浮かびます。自分の力を信じて、焦らずにやることさえやっていれば、あとは脳が解決してくれます。
人がマイナス思考に傾いているなと気づいたときに、人が見せる反応には2パターンあると著者は指摘します。1つは、マイナス方向に気持ちがブレていることに気づけてラッキーと思うパターンです。もうーつは、自分はなんてバカなんだろうと激しく責めるパターンです。後者のパターンに陥り、自分を責めると、気持ちの落ち込みからリカバリーするのがむずかしくなります。ですから、落ち込んでも絶対に自分を責めないようにしましょう。
私たちが体験することは、すべて私たちの思考が生みだしたです。イライラしたり、落ち込んだりするのも、みんな自分の思考や考え方のせいなのです。気持ちが落ち込み、やる気がなくなっても嵐が来た!と考えればよいのです。私たちはいつだって、嵐を抜け出し、前向きになれるまであと一歩、というところを歩いています。
まとめ
人は感情に左右される生き物です。問題があってもうまくそれを解決できる人は、自分の感情をコントロールしています。もしも、気分が落ち込んだら、焦るのをやめ、一呼吸おいて自分に向かって大丈夫と言ようにします。心を落ち着かせる術を知れば、物事がうまくいくようになることを覚えておきましょう!
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