それは、「今の自分を作り上げたのは、自分自身である」ということです。もっと正確に言えば、過去の言葉や行動、思考など、1つーつの積み重ねが今の自分を作り上げてきたのです。つまり、「習慣」が人生のすべてを決めているということ。これはまぎれもない事実です。(吉井雅之)
Background photo created by freepik – www.freepik.com
人生を変える習慣力
吉井雅之氏の習慣が10割を読了しました。著者の吉井氏はのべ5万人に習慣の作り方を教えてきた習慣形成のプロフェッショナルで、本書を読むことで、習慣の力を養え、人生をよりよくできるようになります。今の自分を作っているのは、過去の習慣の積み重ねに他ならないと考え、自分を変える小さな一歩を踏み出しましょう。
「人に能力の差はなし。あるのは、習慣の差」だけだと吉井氏は言いますが、悪い習慣をやめ、良い習慣を身につけるだけで、未来を変えられます。 私たちは過去を変えることはできませんが、習慣力によって、理想の未来を実現できます。
どんなに小さなことでもいいから、何かを続けること。それが人生を変える大きな第一歩になります。 「自分で決める」という大事なステップを飛ばしているから、「習慣、が始まらない」だけです。これは裏を返すと、自分で決めさえすれば、どんな習慣でも作り出せるということ。
人から言われたことは習慣化しづらいですが、自分の意志で「これをやる!」と決めることで、人生を変える旅が始まります。また、脳は正しさだけで何かを続けることはできないという特性がありますから、新たな習慣に楽しみを組み込むことがポイントになります。ワクワクする感情を持てれば、日々それを楽しめるようになります。
例えば、これまで英語の勉強で何度も挫折しているのなら、やる気を起こさせる仕掛けを作るのです。綺麗な先生がいれば、その先生に会うのが楽しくて、サボることなく英会話スクールに通い続けられるようになります。英語そのものが好きではなくても、スクールに通うのが楽しくなれば、結果的に英語の勉強を習慣化できます。 目標達成のために決めた習慣自体を「楽しい」と感じること、ワクワクすることを見つけることが長続きの秘訣です。
|
やめたいこと、不要なことに近寄るな!
うまくいく人は、必要があることに接近し、必要がないことを回避する。うまくいかない人は、必要があることを回避し、必要がないことに接近する。
私は12年前に大好きだったお酒をやめました。断酒を成功させるために、私はお酒を遠ざけることを決めたのです。家にあったお酒は全て処分し、飲み友達との付き合いもやめました。夜出歩くのもやめ、朝型の生活にシフトし、飲み会ではなく、朝の勉強会に参加するようにしました。お酒に近づかないを自分のルールにすることで、半年後には完全にお酒をやめることができたのです。
甘いものをやめたければ、チョコやお菓子を目につかない所に隠すとよいでしょう。コンビニに行くときも、お菓子売り場には近づかないようにするのです。やらないことを明確にし、その情報を遮断し、遠ざけることで、悪い習慣にさよならできます。ジュースを買うのではなく、お茶や炭酸水を買うことで、甘いものにさよならできます。
悪い習慣を断ち切り、良い習慣を身につけたいなら、「必要があることに接近し、必要がないことを回避する」という思考を取り入れるようにするのです。ソーシャルメディアの時間を減らし、本を読む時間を増やすために、私はiPhoneのトップ画面のアプリを入れ替えました。一番目立つ場所にKindleを置き、FacebookやTwitterは2タップしないと見られないようにしたのです。本を読む時間を増やすことで、未来の自分のビジネスがうまくいくと唱え、Kindleを開く回数を増やすことで、読書時間を以前より長くできました。悪い習慣を遠ざけ、良い習慣に近づけるよう、自分の普段の行動を見直すことで、人生をよりよくできるのです。
まとめ
悪い習慣をやめ、良い習慣を身につけるだけで、未来を変えられます。 私たちは過去を変えることはできませんが、習慣力によって、理想の未来を実現できます。「必要があることに接近し、必要がないことを回避する」という思考を取り入れると良い習慣が身につきます。
ブロガー・ビジネスプロデューサーの徳本昌大の5冊目のiPhoneアプリ習慣術がKindle Unlimitedで読み放題です!ぜひ、ご一読ください。
コメント