冷静に考えてみれば、汚れて散らかし放題の部屋に素晴らしいデザインの北欧家具を入れても、見栄えはよくなりません。その前に部屋を片付け、ゴミを捨てることが求められるはずです。体内もそれと同じです。スーパーフードや高価なサプリメントを取り入れる前に、体内の毒出し、つまりデトックスをしなければ高い効果は望めません。(高城剛)
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なぜ、デトックスが必要なのか?
高城剛氏は333ウルトラデトックスの中で体からの毒出しの重要性を指摘します。私たちは「足す」ことを絶えず考えていますが、実は現代社会では引き算を意識すべきです。脳は情報過多で疲弊していますし、体は食べ過ぎで脂肪だらけになっています。
インターネットの普及以降、情報の価値が年々安価になり、入手も容易になっています。情報は日々アップデートされ、足すことをやめなければ、「情報デブ」となり、自分の頭で考えられなくなります。体も同じで、毒出しを考えないと体は有害な「毒」に支配されてしまいます。
多くの人はメディアの情報に操られ、無理なダイエットをしますが、その前にいままでにない毒出し=強力なデトックスを行うべきだと高城氏は述べています。本書を参考にして、自分の体の中のゴミを片付けましょう。
体の内側をきれいに保つために重要なことは二つあります。一つはデトックスによる定期的な掃除。もう一つは、体を汚す原因を突き止めて、体内に入れないように注意することです。現代人の生活は、空気や住環境、食べ物など、あらゆるところから有害なものが入りやすくなっています。例えば、魚に含まれている水銀、野菜に多い農薬、そして便利な食品添加物に高額な化粧品にいたるまで……。それらは体の中を汚し、臓器の働きを悪くしますので、エネルギーを生み出す力や、本来あるはずの解毒する力を奪ってしまいます。
デトックスによって、体の中を汚している毒素を排出し、人間が持っている本来の力を取り戻しましょう。
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クロレラによる強力デトックスで、カビ毒を排出しよう!
ダイエットやトレーニングの前に、まずは、強力デトックスを行うようにしましょう。その際、クロレラを使うと効果があると高城氏は言います。「クロレラ」は、もっとも身近なデトックスツールで、なかでも石垣島の太陽の下で作られた「ヤエヤマクロレラ」が、体内の毒を強力に押し出します。
クロレラは、淡水で生育する直径2~10ミクロンの単細胞緑藻で、今から約20億年前の先力ンブリア時代に地球上に出現したと言われています。植物性たんぱく質を50~60%含有しており、体内では作り出すことができない必須アミノ酸も9種類すべてを内包しています。クロレラはビタミンや力ロテン、ルテインといった抗酸化成分や、細胞の活性化に役立つC・G・F(クロレラ・グロス・ファクター)も含む南国のスーパーフードなのです。
クロレラがデトックスに役立つ可能性は、さまざまな研究で示唆されています。例えば、オレゴン州立大学のライナス・ポーリング研究所が実施した研究によって、「クロロフィルが科学界で知られている最も強力な発がん性物質の一つであるアフラトキシンーB1の吸収を阻止するのに有効」ということが発見されました。2010年の日本農芸化学会では、「クロレラエキスによるメチル水銀の排泄作用」という研究成果が発表され、体内にたまった重金属の排出にも期待が寄せられています。
現代人の体の中には、カビが多く存在し、コロニーを作って仲間を増やしています。このカビがマイコトキシンという毒を吐き続けます。マイコトキシンは脂肪に溶け込んで吸着するため、どんなにトレ一ニングで追い込んでも落ちません。
現在、このカビ毒を体内から押し出すには、クロレラを摂取することが有効だと世界中の医師が提唱しています。高城氏はこのクロレラを活用した効果的なデトックスのやり方を生み出し、体の活力を取り戻しました。その方法を3日間、3週間、3ヵ月という期間で分けた9通りの実践プログラム「333ウルトラデトックス」にまとめ、読者のために紹介しています。私も早速ヤエヤマクロレラ サプリメントを買ってみました。このデトックスを実際に試してみたいと思います。
まとめ
身体を整えることといえば、極端な食事制限と運動ばかりが提唱されていますが、体内から毒素を出さなければ、体本来の活力を取り戻せません。体の中には眠気、疲労感、集中力の低下、がんの原因となるカビ毒が増殖しています。クロレラを使ったデトックスによって、この毒素が排出できることがわかっています。
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