ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣の書評

はじめは小さくて取るに足らないように見える変化でも、何年も続ければ、やがて驚くような成果をもたらすということである。誰もが挫折を味わうが、長い目で見れば、生活の質は習慣の質によることが多い。同じ習慣を続ければ同じ結果に終わる。でも良い習慣を続ければ、どんなことも可能になる。(ジェームズ・クリアー)


Business photo created by yanalya – www.freepik.com

毎日1パーセントよくなったとしたら、1年後はどうなっている?

ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣を読了しました。野球選手だった著者はバットを顔面に受けるトラブルに見舞われますが、それを習慣の力で克服します。彼は自分の体験や習慣が生産性を高めることをサイトで紹介し、多くの人に習慣の重要性を伝えてきました。本書は彼の習慣術をまとめた実践書で、ここから多くのことを学べます。

行動を変えたとしても、結果はなかなか出ないことはみなさんも経験済みでしょう。 1パーセントの改善は目立たちませんし、人から気づいてもらえないこともあります。しかし、長い時間をかけた改善は、あなたに大きな変化をもたらします。

もし毎日1パーセントよくなったら、1年後には37倍よくなるだろう。逆に、毎日1パーセント悪くなったら、1年後にはゼロ近くになってしまう。

日々の小さな勝利が積み重なれば、未来のあなたはとてつもない結果を手にできます。習慣とは、自己改善が複利の利子を生んでいくようなもので、小さな投資を続けることで、大きな資産を得られます。

1日ではほとんど違いがないように見えても、数カ月や数年をかけてもたらされる影響は計りしれません。私はこのブログを10年以上書き続けてますが、書評ブロガー、習慣の専門家と周りの人から評価されるようになりました。良書を読み、それをブログにまとめることで、日々成長できるようになりました。

小さな習慣を積み重ねて、数年経過した時点で、過去を振り返ると自分の成長に気づけます。良い習慣を身につけることで、以前の自分とは違った存在になれるのです。

 

良い習慣は時間を味方にする!

たとえ今、少し貯金したからといって、まだ億万長者というわけではない。3日続けてジムへ行っても、すぐに体形は変わらない。今夜、中国語の勉強を一時間しても、まだまだ身につかない。少々習慣を変えても結果はすぐには表れないので、いつもの生活に戻ってしまう。残念なことに、変化が遅いせいで悪い習慣に戻ってしまいやすい。今日不健康な食事をしても、体重はそれほど変わらない。

ひとつの決断を大したことないと片づけるのは簡単ですが、毎日のようにまずい決断を重ね、小さなミスを繰りかえすうちに人生は悪い方向に進みます。つまらない言い訳をして、1パーセントの過ちを繰りかえすことで、悪い習慣から逃れられなくなるのです。行動せずに先延ばしすることは、自分を1パーセント低下させ、やがては大きな問題を引き起こしてしまいます。逆に良い習慣を身につけ、1パーセントよくなることで、1年後には37倍自分をよくできるのです。

自分の人生がどこへ行きつくのか予想したいなら、先ほどのグラフをなんども見返すとよいでしょう。小さな利益、または小さな損失の曲線をたどって、10年後や20年後に自分がどうなっているかを想像するのです。

理想の自分をイメージし、以下のような質問で自分の習慣を見直し、今日から行動をスタートしましょう。新たな習慣があなたの未来をよりよいものにしてくれます。
■毎月の収入より支出のほうが少ないだろうか?
■毎週ジムに行くようにしているだろうか?
■毎日本を読んだり新しいことを学んだりしているだろうか?

そして時間が、成功と失敗との差を広げていく。与えられたものをなんでも増やすからだ。良い習慣は時間を味方にし、悪い習慣は時間を敵にまわす。習慣は諸刃の剣だ。悪い習慣は、良い習慣があなたを築きあげるのと同じくらい容易に、あなたを打ちのめす。

私たちは習慣について真剣に考えるべきです。習慣がもたらす結果を理解し、良い習慣を人生に取り入れるようにしましょう。悪い習慣を良い習慣に置き換えることで、人生をよりよくできます。学ぶべきことが多いため、何回かに分けて、本書をブログで紹介していこうと思います。

まとめ

行動せずに先延ばしすることは、自分を1パーセント低下させ、やがては大きな問題を引き起こしてしまいます。逆に良い習慣を身につけ、1パーセントよくなることで、1年後には37倍自分をよくできるのです。悪い習慣を良い習慣に置き換え、人生を改善しましょう。

ブロガー・ビジネスプロデューサーの徳本昌大の5冊目のiPhoneアプリ習慣術がKindle Unlimitedで読み放題です!ぜひ、ご一読ください。

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
徳本昌大 Amazonページ >
 

徳本昌大をフォローする
セレクト習慣化書評生産性向上ブログアイデアクリエイティビティマーケティングライフハック
スポンサーリンク
徳本昌大をフォローする
起業家・経営者のためのビジネス書評ブログ!
Loading Facebook Comments ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました