習慣を変えたければ、行動変化の4つの法則を活用しよう!ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣の書評

問題に直面するたびに、脳は解決のプロセスを自動化しはじめる。習慣とは、つねに出くわす問題やストレスを解決するための、自動的な一連の解決法である。(ジェームズ・クリアー)


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良い習慣を身につけることで、人は自由になれる?

ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣書評を続けます。行動科学者のジェイソン・リアは習慣を以下のように定義しています。

習慣とは、簡単にいえば、自分の周囲で繰りかえす問題への、信頼できる解決法である。(ジェイソン・リア)

私たちは良い習慣を身につけることで、様々な課題を解決できるのです。習慣が作られると、脳の活動レベルは下がり、エネルギーを無駄遣いせずにすみます。脳はやることがわかっているので、試行錯誤のプロセスを飛ばして、行動できるようになります。

ジェームズ・クリアーは習慣は経験から学んだ心のショートカットだと言います。良い習慣によって、私たちは目の前の課題を自動的に解決できます。

習慣は、経験から学んだ心のショートカットである。ある意味で、習慣とは問題解決のため過去に採用したステップの記憶にすぎない。条件が合うたびに、この記憶を利用して、自動的に同じ解決法を当てはめる。脳が過去を記憶する主な理由は、未来に何が役立つかをうまく予測するためだ。

習慣を身につければ、難しいパズルをなんなく解け、自分のやりたいことができるようになるのです。言い換えると私たちは習慣によって、自由を手に入れているのです。

習慣をうまく活かせない人の多くは、自由がほとんどないとジェームズ・クリアーは指摘します。良い金銭習慣がなければ、いつもお金に困ってしまいますし、良い健康習慣がなければ、元気がない人に見られ、チャンスが素通りしていきます。良い学習習慣がなければ、遅れをとり、自己肯定感を下げてしまいます。自由を得たければ、良い習慣を身につければよいのです。

 

行動変化の4つの法則

習慣を身につけることで、将来したいことを、もっとたくさんできるようになる。

習慣の力を活用し、基本的な生活を簡単にすることで、自由な思考や創造性に必要な心の余裕を持つことができるのです。習慣をうまく調整して基本的な生活を送れるようにしたら、心が自由になって、新しい課題に集中したり、次にやってくる問題に対処できるようになります。当然、考える時間を節約できますから、より多くの時間を使えます。

良い習慣を定着させるには、以下の4つの質問を自分に投げかけてみましょう。
■どうしたらはっきりする?
■どうしたら魅力的になる?
■どうしたら易しくなる?
■どうしたら満足できるものになる?

私たちは減量できなかったり、老後の貯蓄ができないのは、「行動変化の4つの法則」のどこかに問題があるのです。
(1)はっきりさせる(いつ、どこで、何をを明確にする)
(2)魅力的にする
(3)易しくする
(4)満足できるものにする。

この基本的な法則を理解し、それを自分に合わせて修正する方法を知ることで、習慣が定着します。私はこのブログを習慣化させるために、いつやるかをはっきりさせています。朝時間の日記を書いた後に、必ずブログを書くようにしています。ブログを書くために、リビングルームでパソコンを開くことが、私の朝のルーティンになっているのです。

ブログを書く際には、美味しいカフェラテを準備します。毎朝、淹れたてのカフェラテとブログをセットにすることで、書く作業を魅力的なものに変えることができました。

ブログを書き始めたころは、文章が書くことがとても苦手でした。あるブロガーからのアドバイスで、ツイッターの140文字を目標に書き始め、それを組み合わせて、一つの記事を書くようにしました。一度文章を書き始めると、次につなげようという気持ちが働きます。書くハードルを下げることで、私は苦手だったブログを習慣化できたのです。

ブログを毎日ソーシャルメディアに投稿すると「いいね!」やフィードバックをもらえます。周りの人から、読んでいるよ!役に立ったと言われることで、私の書くモチベーションが高まりました。著者は本書で「習慣トラッカー」という手法を紹介しています。確かにカレンダーに×印をつけると、連続させたいという気持ちが働き、やる気になれます。私は断酒した時に毎日カレンダーに×印をつけ、自分を励ましました。この結果、半年後には辛かった断酒を成功させることができました。良い習慣を身につけたければ、行動変化の4つの法則を活用しましょう!

まとめ

良い習慣を見つけると私たちは課題を楽に解決できるようになり、自由を手に入れられます。自分の行動を変えたければ、(1)はっきりさせる(いつ、どこで、何を明確にする)(2)魅力的にする(3)易しくする(4)満足できるものにするという4つの行動原則を活用しましょう。

ブロガー・ビジネスプロデューサーの徳本昌大の5冊目のiPhoneアプリ習慣術がKindle Unlimitedで読み放題です!ぜひ、ご一読ください。

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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