メールのテレプレッシャーから解放される方法 トム・ラスの元気は、ためられるの書評

あなたの時間を奪っている「気を散らすもの」をいくつか遮断できたら、「いい充電になる活動」にもっと多くの時間を割けることになります。それができたら、脳を休めることになり、脳を休めたら、創造力が高まります。まずは、あなたが今日、いい時間の使い方ではなかったと思う活動をーつ書き出しましょう。そしてあなたの行動パターンを変えて、その活動を減らすことに全力を注ぎましょう。それから、今後減らしていきたい「気が散る活動」もいくつか考えておいてください。(トム・ラス)


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メールのテレプレッシャー問題とは何か?

新しい仕事を受ける時に、本当にそれをやるべきか考えるようにしましょう。トム・ラス元気は、ためられるのなかで、全ての仕事を引き受けてはいけないと指摘します。 引き受けるとしたら、今取り組んでいるどの活動をあきらめるか、決めるべきです。2つの選択肢で迷ったときには、「どちらもやらない」という第3の選択肢があることも忘れないようにしたいものです。

自分の生産性を高めるためには、時には断る、やらないことを決めることも重要になります。辞退する、断る勇気を持つことも忙しい現代人には必要です。 頭脳労働者はメールの返信やSNSのチェックに、 少なくとも1日の労働 時間の半分を費やしているという調査報告もあります。

私たちはメールを受け取るたびに、仕事を中断されてしまいます。頭脳労働者の4分の1近くが受信箱を見張りながら仕事をし、メールが届いたら、ただちに読んでしまいます。43%が、必要以上にメールをチェックしていると認めています。メールは時々チェックする程度で、過度のチェックをしていなかったのは、30%だけだったのです。つまり、頭脳労働者の3分の2以上が電子通信に振り回され、必要以上に不安になっているのです。

ブリティッシュコロンビア大学の研究者チームが2014年に行った実験で、1日のメールチェック回数を減らしたときには、ストレスが軽減することがわかりました。しかし、多くの現代人はテレプレッシャー=メールをすぐに返信する必要があるという強迫観念にやられています。テレプレッシャーを抱えると、睡眠の質が低下し、体調不良の日が増え、精神的にも肉体的にも「燃え尽き症候群」に陥る可能性があることがわかっています。

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「気を散らすもの」を遮断する!

「気を散らすもの」のいくつかを防ぐために、仕事中に数分おきに割って入る「通知」を遮断しましょう。最近の調査によれば、仕事への集中を切らせる頻度が多い「トップ2」は、パソコンのメールと電話だそうです。そのほか、開いたアプリケーション間を行き来するトグリング、SNSフィードのチェック、インスタントメッセージ、携帯メール、ウェブ検索なども、仕事を妨げるものとして挙げられています。

スマートフォンのロック画面の新着通知が私たちの集中力を弱めます。実験によれば、メールを読むたびに、集中力を取り戻すのに67秒かかることがわかっています。重要な仕事を片付けたいときには、いろいろな通知機能をオフにし、自分を取り戻すようにしましょう。

集中したい時には自分の環境を整えることです。自分が集中できる場所を探し、スマホの通知をオフにし、邪魔されないようにすべきです。会議室やカフェにこもり、周りの人に邪魔されないようにすれば、驚くほど生産性を高められます。メール、電話や上司、同僚に邪魔されないような環境を自らつくるようにすべきです。

今日、少し時間を取って、あなたのいつもの1日を見直して、仕事が邪魔されるのを最小限に抑えましょう。新着情報やメール、SNSなどは、時間を決めてチェックしましょう。大事な仕事に集中すべきときや、話し相手に注意を払う必要があるときは、通知音やバイブレーション、あるいはインターネット自体を遮断しましょう。メールのチェックは悪いことではないですが、一日中それに追われるのは避けましょうということです。 

絶えず、メールを見ていては、メールに自分の生産性をコントロールされてしまいます。自分のパフォーマンスを高めるためには、邪魔者を排除することが一番です。上司が近づいてきても集中したい事情を説明し、無駄な時間をい過ごさないように心がけるのです。気を散らすものを遮断することを意識しましょう!

まとめ

テレプレッシャー=メールをすぐに返信する必要があるという強迫観念がストレスを生み出し、あなたを疲れさせています。自分の生産性を下げるものはやる時間を決めたり、あえてやらないという選択肢を取ることも可能です。自分の行動を見直し、やらないことを決めましょう!

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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