仕事への情熱を高める方法 働くことのパーパスの書評


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ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] 働くことのパーパス
著者:アンディ・モリンスキーほか
出版社:ダイヤモンド社

本書の要約

仕事への興味が薄れたとしても、希望を失わないようにしましょう。情熱を再燃させるための方法は、自分の情熱にこだわることで必ず見つけられます。キャリア・リノベーションという道を歩むうちに、自分自身のレジリエンス(再起力)と才覚の豊かさに気づけるはずです。

仕事への情熱を失った時の対処法

最も重要なことは、仕事への興味が薄れていることに気づき始めた時でも、希望を失わないことだ。(アンディ・モリンスキー)

長いこと働いていると、仕事への情熱を見失うことがあります。そんな時、私たちはどうすればよいのでしょうか?ひっこみ思案のあなたが生まれ変わる科学的方法の著者で、ブランダイス大学インターナショナル・ビジネススクール教授のアンディ・モリンスキーは、たとえ、仕事への興味が失われたとしても、希望を失わないことが重要だと述べています。自分がやろうとしていることに対する強い目的意識を失わなければ、私たちの人生を意義あるものに変えられます。

イェール大学スクール・オブ・マネジメント教授のエイミー・リゼスニュースキの研究によれば、人には次の3つのタイプがあるという。
①仕事をキャリアと考えるタイプ
②仕事を単なる仕事と考えるタイプ
③仕事を天職と考えるタイプ
③のタイプの人が相対的に高いパフォーマンスを見せ、仕事により大きな満足感を抱いています。

自分の可能性を広げたければ、思っている対象を見極めるようにしましょう。
■あなたの原動力になっているのは何か?
■何に夢中になっているのか?
■何によって心底やる気になるのか?を書き出してみましょう。

20代の頃に仕事の原動力になっていたものが、魅力的でない可能性は十分にあります。40代、50代、あるいは60代の自分自身を、20代の頃の熱意に無理やり押し込めてはいけません。 私は広告の仕事に情熱を感じていましたが、ソーシャルメディアの登場によって、個人の情報発信の可能性に気付きました。

ソーシャルメディアやブログでのアウトプットを続けるうちに、本を書くチャンスを得ることができ、自分の仕事の世界が広がりました。広告やマーケティングだけでなく、経営全体をサポートすることが増え、アドバイザーやコンサルタントの仕事に生きがいを感じるようになりました。

今では、社外取締役やアドバイザリーとして、経営支援を本業にしていますが、経営者との関係が深まる中で、自分が関わった企業を成長させるというパーパスが強くなりました。

仕事への情熱を高める方法

現在の職務に工夫を凝らす「ジョブ・クラフティング」から発想することで、仕事を楽しめるようになります。職務の一部を微調整して、より大きな意義と満足感を得るようにするのです。

組織行動学者のジャスティン・バーグ、ジェーン・ダットンおよびエイミー・リゼスニュースキの研究によれば、豊かな想像力を効果的に発揮して、仕事を個人的に有意義な形に再設計することが可能だと言います。たとえば、分析することは楽しめても販売は好きになれない、という人の場合、分析に重きを置く職務に調整できないかを考え、行動に移すのです。

自分が職務設計士であると想定して、自身の職責について「ビフォー」と「アフター」を描いてみるのもよいでしょう。過去の仕事を「ビフォー」と将来の可能性である「アフター」を書き出し、何か新しい手を少し加えることで、職務を再設計できないだろうかと考えてみるのです。時には最小限の調整をするだけでも、仕事経験が質的に有意義に変化する可能性があります。

仕事以外のものに情熱を傾けることで、人生をより豊かなものにできます。

情熱を燃やす対象は、「時間がないから」と自らに言い聞かせてあきらめてきた潜在的な趣味とか、職務やキャリアとは無関係の個人的なプロジェクト、あるいは、革新的なアイデアや起業家的なアイデアを比較的小規模で実験できる場の「副業」であるかもしれない。仕事以外に情熱を注げる対象があれば、9時から17時までの日常業務の単調さを埋め合わせることができる。

好きなことを仕事にするうちに、副業が始まり、やがてそれが本業になることがあります。インターネットやソーシャルメディアで情報発信を続けるうちに、顧客やファンが生まれ、やがて稼げるようになるのです。

自分の気持ちを前向きにすることで、予想外のプラス効果を仕事にもたらす可能性があります。エネルギーとインスピレーションが趣味や副業から得られるようになり、仕事によい効果を与えます。

それでもうまくいかなければ、新たなキャリアの道を探ってみましょう。仕事の優先事項とニーズが変わったなら、職務を微調整あるいは「リノベーション」することは可能か?を考えてみるのです。

転職を選択する場合は、思い切って実行する前に準備を怠らないようにすべきでです。興味のある仕事をしている人たちからヒアリングを行い、新たなキャリアをパートタイムで試してみるのです。仕事に心底不満を感じているのであれば、新しい働き方を検討しましょう。

最も重要なことは、仕事への興味が薄れていることに気づき始めた時でも、希望を失わないことだ。情熱を再燃させるための方法、あるいは、少なくとも絶望感に陥らないように若干の変更を加える方法は、必ず見つけられる。キャリア・リノベーションという道を歩むうちに、自分自身のレジリエンス(再起力)と才覚の豊かさに気づいて驚くはずだ。

私は社外取締役をスタートする際に、何人かの経営者にアドバイスを行い、彼らからフィードバックを得ました。自分に足りない知識が見つかり、コンサルタントや会計士、弁護士のネットワークを広げることで、経営者の課題を徐々に解決できるようになりました。

社外取締役をしている会社が上場した時の経験が私の新たなパワーになり、上場するという体験を周りの経営者と分かち合いたくなりました。上場支援と言うミッションが生まれたことで、私の働き方は劇的に変わりました。経営者のために何をするかが明確になり、仕事への情熱が日々高まっています。

自分のパーパスは再発見できると考え、定期的に人生の棚卸しをしましょう。パーパスは一つではなく、人生の中で絶えず変わるものだとマインドセットを変え、自分の人生をより豊かなものにしましょう。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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