村松大輔氏の時間と空間を操る「量子力学的」習慣術の書評


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時間と空間を操る「量子力学的」習慣術
著者:村松大輔
出版社:サンマーク出版

本書の要約

「思いは実現する」とか「願えば叶う」とは、これまでにもよく言われてきたことですが、それは精神的なものではなく、量子力学の考えの基づいていたのです。ポジティブなエネルギーを高め、よいフォトンを発することで、結果を変えられるようになります。

量子力学を活用して人生をよくする方法

「量子力学」を使うと、何が変わるのか?それは次の3つです。「時間」と「空間」と「メンタル」が変わります。(村松大輔)

もし、あなたが失敗を重ねているのなら、最新の量子理論に基づいた成果の出る「思考法」を取り入れるとよいかもしれません。量子力学を活用した能力開発を研究している村松大輔氏は「意識」と「物質」の素となる粒子を振動させることで、現実世界を自分の思い通りにつくり変えることができると指摘します。

私たちの体の「細胞」の中には「原子」があり、そこからは「バイオフォトン」という、かすかな光の素粒子が放出されています。ドイツの理論生物物理学者フリッツ=アルバート・ポップ博士は、私たちの「意識」や「感情」の正体はこのフォトンだと述べています。よいフォトンを発することで、私たちはよい結果を得られるようになるのです。

私たちが「うれしい!」と思うと、全身をつくっているモワモワの雲の中で「うれしいフォトン」が飛び交い、逆の「不安だ!」と思うと、全身のモワモワの雲の中で「不安なフォトン」が飛び交います。

すべての物質や事象は、素粒子でできているのですから、あなたの発したフォトンは、物質や事象に影響を与えます。たとえば、古今東西の成功者たちは、判で押したように「強く思ったことは現実化する」と口にします。じつはこれも、彼らが発したフォトンの影響だと考えられます。「強い思い」を持ち続け、粒と波を発し続けた結果、それが周囲に影響を及ぼし、カタチとなって現れたのです。

「うれしいとき」のフォトンは高くなり、「くやしいとき」のフォトンは低くなります。ネガティブな周波数の波からは、ネガティブな物質化が起こり、ポジティブな周波数の波からはポジティブな物質化が起こります。ポジティブなことを強く願うことで、フォトンの粒の量が増え、よいことを起こせるようになると言うのです。

フォトンを高める方法

フォトンの波も粒も、あなたの「意識」によって変わります。すなわち、あなたの意識こそが物質化の発振源であるというわけです。「思考」と「物質化」の間には、このような目に見えないフォトンが働いていたのです。「思いは実現する」とか「願えば叶う」とは、これまでにもよく言われてきたことですが、それは精神的なものではなく、素粒子によってつくられる科学的な事象だったのです。

意識を変え、振動数を高くすることで、エネルギーも高くなり、自分の力を発揮できるようになります。意識と振動数は以下のように分類できます。
【低い振動数の意識】「焦り」「やる気がない」「人と比較する」「受け身」「つまらない」「不安」「恐怖」【高い振動数の意識】「没頭する」「集中する」「ワクワク」「喜び」「自らの意思でやる」「元気」
【最高の振動数の意識】「愛」「感謝」

人とのつながりを強化し、感謝の気持ちを持つことで、フォトンを発することができるようになります。「大好きなこと」をするときにはフォトンが集中的に出て、振動数(Hz)も高くなります。集中しているときには、短時間で結果を出せることが多いと思いますが、これもフォトンのなせる技だったのです。

好きなことと苦手なことは、どちらから始めた方がよいのでしょうか?著者は好きなことからやり始めて時間の密度を高め、その状態で不得意なことをやる方が結果につながると言います。好きなことから始めて、多くのフォトンを発した後に、不得意なことをする方がはるかに効果があるのです。

好きなことから始めるほうが有利なのは、脳科学でも説明できます。私たちには「視覚・嗅覚・聴覚・味覚・触覚」の「五感」があります。嗅覚以外の感覚器から入る情報(電気信号)は一度「間脳」に入り、そこから大脳へと入っていきます。「間脳」にはフィルター装置のようなものがあり、自分に「必要なもの」と「不要なもの」とを分別します。このフィルター装置を「RAS」(ラス)と言います。RASは、大好きなことや楽しい情報が入ってくると開き、その情報を大脳まで届けようとします。「必要な情報だから大脳まで届けて覚えてね」と間脳が判断するわけです。

以下の4つの方法で空間を整えることで、自分のエネルギーを高められます。
①【音楽】落ち着く音楽をその空間に流します。
②【植物】その空間に、観葉植物などを置きます。
③【祈り】よい空間で「祈り」を重ねます。
④【感謝】自分が使う道具に感謝します。

私は毎朝、神社にお参りし、感謝することを習慣にしていますが、気の良い場所で、心を整えることで、エネルギーを高めることができるようになりました。フォトンを高めることに意識を向け、自分のやりたいことに集中することで、結果を出せるようになるのです。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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