時間を味方につける方法。ダン・ケネディの億万長者の不況に強いビジネス戦略の書評


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億万長者の不況に強いビジネス戦略
著者:ダン・ケネディ
出版社:ダイレクト出版

本書の要約

価値ある目標へ確実に近づけるよう、時間やエネルギー、知性、資産、機会を計画的に利用できている状態を維持しましょう。やるべきこととやらないことを明確にし、最高の生産性を発揮するために役立つことを優先す流のです。貴重な資産である時間を味方にすることで、結果を出せるようになります。

起業家が生産性を高めなければいけない理由

時間は起業家が持っている最も貴重な資産だ。立ち止まって考える時間。人脈を作る時間。問題を解決する時間。セールスとマーケティングの突破口を考え出す時間。”時間の使い方が上手か下手か”は、生産性を最適にすることができるかどうかを決める尺度であり、起業家としての成功がこの1点にかかっている。(ダン・ケネディ)

マーケティング・コンサルタントのダン・ケネディ億万長者の不況に強いビジネス戦略を再読しています。ダンの本を定期的に読み返していますが、いつも学びを得られます。本を読むうちに自分の今の課題が見つかり、ダンとの会話を重ねることで、その解決策が見つかります。

本書には、起業家がビジネスを成功させる為の成功戦略が書かれています。そのすべてが著者の体験に基づいているため、とても参考になります。

著者は、起業家は手元にあるものを全て活用して、欲しいものを手に入れる術を学ばなければならないと言います。コーチやパートナー、従業員などのリソースを味方にして、結果を出す必要があります。

起業家にとって、最も重要なリソースは時間であることは間違いありません。実際、「フォーチュン500」の企業は時間管理のための研修や生産性分析のために、年間何百万ドルものお金を注ぎ込んでいます。時間管理のセミナーや書籍がこれだけ販売されているにもかかわらず、多くのビジネスマンパーソンは時間管理で苦しんでいます。平均的なCEOの本当の意味で生産的と呼べる時間は、1日90分以下だと言う調査結果もあるほどです。

1日8~10時間の労働時間のうち、生産的な時間はたったの90分だとするとより多くの時間を生産的にできれば、競争において極めて優位な位置に立てるはずです。時間の使い方を変えるためには、まずは自分の時間の棚卸しを行いましょう。

最高の生産性を発揮するために知っておくべきこと

最高の生産性の定義とはこうだ。価値ある目標へ確実に近づけるよう、時間やエネルギー、知性、資産、機会を計画的に利用できている状態。

私たちは本当にそれを自分でやるべきなのでしょうか?
■何を自分ですべきか?
■何を人に委託すべきか?
■何をすべきでないか?
を決めることで、重要なことをやる時間を生み出せます。

私は、忙しくなるにつれ、また、年を重ねるにつれ、「何をすべきでないかを鋭く見極める」ことこそ、最も偉人な知恵であるという結論に達した。

当たり前の習慣として身についているだけの義務は自らの足かせとなりますから、さっさと取り外さなければなりません。一方、最高の生産性を発揮するために役立つことがあれば、それが何であれ、優先すべきです。著者は自分の時間が奪われるEメールや電話を使わず、目の前の顧客を喜ばすことを優先していると言います。

私は著者のアドバイスを信じて、11年前にやらないことを明確にしました。それまでの自分はアルコールに依存し、夜の時間を無為に過ごしていました。生産性を高めるために、私はアルコールをやめ、夜型の生活を朝型にシフトしました。

まずは、理想の1日を書き出し、やるべきこと、やらないことを明確にしました。日記を書き、本を読み、ブログを書くことを朝の習慣とし、自分のクライアントとの1日をイメージすることから、その日の仕事を始めるようにしました。

これから行うミーティングをストーリー化し、ビジュアル化することで、様々なアイデアが浮かぶようになり、結果を出せるようになったのです。朝時間を計画的に過ごすことの重要性を本書から学ことで、私は生まれ変われました。

ブロガー・ビジネスプロデューサーの徳本昌大の5冊目のiPhoneアプリ習慣術がKindle Unlimitedで読み放題です!ぜひ、ご一読ください。

 

 

 

 

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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