飲まない生き方 ソバーキュリアス Sober Curious(ルビー・ウォリントン)の書評


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飲まない生き方 ソバーキュリアス Sober Curious
ルビー・ウォリントン
方丈社

本書の要約

アルコールを飲まない生き方=“ソバーキュリアス(Sober Curious)”を選択することで、自分の可能性を広げられます。飲まない時間を増やすことで、二日酔いがなくなり、朝から気持ちよく過ごせるようになります。自分のやりたいことに集中できるだけでなく、他者への貢献にも時間を使えるようになります。

アルコールとの関係を見直すソバーキュリアスとは何か?

最新の調査によると、アメリカ国民の8人に1人はアルコール依存症の可能性がある。それ以外にも、自覚症状がなく、AAにたどり着かない予備軍は数百万人いるはずだ。この現状とソバキュリ体験を踏まえて言わせてもらうが、私たちは語り合う時期に来ているのではないか。みんなで飲酒体験を共有し、今までにない解決策を探る必要があると思う。(ルビー・ウォリントン)

現代人はアルコール依存の道を転げ落ちていると著者のルビー・ウォリントンは指摘します。多くの人がお酒でトラブルを抱え、貴重な時間やお金を失っています。実は私も20代から40代前半までアルコールに生活を支配されていました。週間飲酒の罠にハマり、お酒なしでは生きられないほど、アルコールに依存していました。

私が酒の誘惑を断ち切り、シラフになってから14年の歳月が経過しました。かつては、食事の際にはビールやワインを飲むことが当たり前だったのですが、今はアルコールなしで食事を楽しめるようになりました。

アルコールを飲まない生き方=“ソバーキュリアス(Sober Curious)”を選択することで、私の人生の可能性は広がりました。お酒を飲んでいた頃の私は、毎朝二日酔いと格闘していました。集中力が散漫になり、自ら自分の生産性を下げていたのです。アルコールを過剰に摂取することで体重が増加し、健康にも悪影響を及ぼしていました。肝臓の数値はドクターから怒られる水準でしたが、夜になると酒の魔力に負け、飲酒を重ねていました。

酒の力を借りれば、物事をよいほうに考えられるような気がする。考え方が変われば、どんなストレスも一晩で消えるはずだ。

いくら楽しい酒を飲んでも、翌朝になると悩みや不安や劣等感はかえって増してしまうことを私は何度も体験しました。酒を飲んでいても何も良いことがないにも関わらず、自分の時間を無駄遣いしていたのです。

体調が悪くなった私は14年前に断酒を決断し、長年悩んでいた飲酒の弊害から解放されました。断酒によって、以下のメリットを手に入れることで、私はダメダメだった人生を大きく変えることができました。
■心と体の健康を取り戻す
■睡眠の質を高める
■お酒への浪費をやめる
■人との交流が変わる
■家族との時間を増やす
■自己投資の時間を増やす

アメリカでは予防できる死因の第3位が飲酒である。飲まない社会が実現すると心疾患、ガン、肥満、アルツハイマー病が減る。週末の救急外来が急性アルコール中毒の患者でひっ迫することもなくなる。そして、長寿社会になるかもしれない。

ケンブリッジ大学の調べでは、1日1杯のワインでも半年から5年ほど寿命を縮める可能性があると言います。多くの人がソバーキュリアスを始めることで、今より健康な社会が作れ、政府の支出も減らせます。

シラフの時間が増えれば、発想や発言や行動が変わり、よりイノベーティブに生きられます。食事の内容、働き方、やりたいことも変わります。新たに生まれた時間、体力、お金などの資源を社会のために活用できるようになります。自分の可能性に気づけば、結果を残せるようになるのです。

アルコールをやめると人に貢献したくなる!

酒をやめて失うものはただ一つ――酔っぱらうことだけ。飲まない人生に「退屈」の文字はない!

著者はCLUB SODA NEWYORKというコミュニティを主宰し、アメリカ人の飲酒問題を解決しています。アルコールをやめ、ソバキュリアンになることで、私たちはさまざまなことにチャレンジできるようになります。お酒をやめることで、私は自己投資に時間を使うようになり、自信を取り戻せました。

お酒を飲んで怠惰な時間を過ごすことをやめ、大量読書と大量アウトプットを心がけました。シラフの時間を有意義に過ごすことで、結果を出せるようになりました。

実は酒をやめても人づきあいに大した影響はありません。飲まない選択をしたことを説明すれば、酒を飲まずにさまざまな会合に参加できできます。ノンアルのドリンクを選んでも、誰も酒を無理強いすることはありません。アルコールがなくても幸せで充実した毎日が送れるのです。飲まないことを宣言すれば、酒なしの生活でも人との交流を続けられます。

酒を飲まずに手持ちぶさたになると、会話が本当におもしろくなると著者は指摘しますが、シラフでいることで、目の前の人に集中できるようになり、多くのことを学べます。会が終わった後も酔っ払っていないので、学んだことをその日のうちに実践できます。これで先延ばし癖も改善できます。

飲酒をあめれば、仲間の顔ぶれも自然に変わります。ネガティブな人との付き合いが減り、ポジティブな人との交流が増えます。お酒の力に頼らなくなることで、本当に価値観の合う人と過ごす時間が増え、これが自分に良い影響を与えます。

アルコールによって心身の健康を損ねている人は百万単位にのぼると思うが、ソバキュリアンになると〝二次効果〟として猛烈に人の役に立ちたくなる。二日酔いのない生き方を選ぶ人が増えれば、未来の可能性は無限に広がるだろう。

私はお酒の弊害をアルコールで苦しんでいる人に伝えたいと思い、定期的にこのブログで自分の断酒体験を書くようにしています。お酒を程よく楽しめる人には断酒は必要ありませんが、お酒で人生をダメにしまっている人のお役に立てると思います。本書を取り上げたのも、そんな気持ちの現れからです。

飲まない生き方を選択する人が増えれば、世界をよりよくできます。必要以上に飲んでいた時間や二日酔いに費やしていた時間を有効に活用することで、他者に貢献できるようになるのです。

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この記事を書いた人

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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