このとき、面接は「接待」だと思い、面接官を気持ちよくさせることを考えながらしゃべったことを、覚えています。もしこれから就職や転職の面接を受けるという方は、「面接=接待」だと思って挑んでみてください。(みうらじゅん)
「ない仕事」の作り方(みうらじゅん著)の中に
面接は接待だという印象的な言葉があり、とても刺激を受けました。
初対面の相手との商談やプレゼンの時にも、この考え方は使えそうです。
名刺交換の時から、接待感覚で相手を喜ばすことを考えると
次のチャンスにつながりそうです。
ワクワク感を持って、相手に会うことで良い話もできそうです。
自分の価値を初対面の相手にどう伝えるかが、名刺交換の時のポイントになります。
最近では、会社のバリューだけではなく、個人のスキルを伝えることが大事になっています。
課題が複雑になるにつれ、会社の規模は関係なくなり
その人の課題解決能力がビジネスで問われるようになりました。
相手にとってはあなたの価値を知ることが重要で、会社名などは関係ないのです。
その時の判断基準は、役に立つかどうか?だと思います。
自分の強みを徹底的に分析して、相手にどう喜んでもらえるかを考えれば
ビジネスが成功する可能性が高まります。
通り一遍の会社紹介ではなく、自分の価値を伝えることを意識しましょう。
私は広告会社でマーケティング戦略の立案を行ってきましたが
いつもクライアントのために、自分が何で貢献できるかを考えてきました。
戦略を考える時には、現場を見たり、担当者と話をしながら
関わる人を喜ばせることを考えてきました。
広告やイベントやキャンペーンなども、どこかに人に喜んでもらう仕掛けを考えるのです。
プレゼンする時も、いくつものアイデアを組み合わせて
私らしい提案をするように心がけてきました。
たとえ、それで最初の仕事を取れなくても、プレゼンで印象に残ることだけは心がけました。
自分がワクワクしない提案はボツにして、人が喜ぶ提案を意識することで
私のことを覚えてもらえるようにしたのです。
一回の勝負で負けても、自分の価値を伝えられればよいと考え、プレゼンを行ってきました。
ある意味私にとって、プレゼン=接待(人を喜ばすこと)だったのです。
今でも初対面の方やプレゼンの際に、相手をいつも喜ばせようと考えています。
そのためにワクワクなアイデアを考えながら、一人時間を過ごすようにしています。
本を読んでいる時も会話に使えるネタを探したり
街を歩いている時も、いつもキョロキョロしながら面白いものをさがしています。
ワクワクな言葉やモノ・サービスを見つけたら
必ず出会った人に伝えて、相手の反応をチェックするようにしています。
自分が見たモノが本当に面白いのか?
どう話せば伝わるのか?を会話の中で試してみるのです。
また、ブログでも紹介して、ネットのみなさんの反応も見るようにしています。
相手に貢献することをおろそかにしてはいけません。
相手が自分の価値を見つけられるように、情報発信することが大事です。
そこからワクワクなヒントを見つけて、コミュニケーションやプレゼンにつなげていくのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: Premier Christy Clark hosts Canada’s premiers at the Council of the Federation meetings in Vancouver via photopin (license)
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