会話とは、相手の話を聞いて、自分との同意点、相違点を明らかにして、そのうえで自分の考えを相手に伝えることで成り立っている。だから 、相手の話をロクに聞かないで、自分の意見だけを強調するのでは 、会話とはいえない。とかく人はしゃべりたがるものだが、つねに相手の話を聞くことを意識したほうが、会話はうまくいく。奥ゆかしさを持った人間は、聞き上手なのである。それが初対面であろうと、旧知の仲であろうと、相手に敬意を持って向き合う。(川北義則)
人間は、みな性格が異なります。
当然、考え方や行動も違うから、発見があるのです。
自分ばかりが話をしていると、この人との相違点が見つけられません。
実際、自分が話をする方が楽しいので
多くの人は話すことに執着しがちですが、これではチャンスを広げられません。
川北義則氏は「つまらない大人」にはなるな!の中で
自分の意見だけ強調することは会話ではないと私たちに教えてくれます。
私も御多分に洩れず、人の話を聞かずに自分ばかりが話していましたが
これではなかなか良いことが、運ばれてこないことに気づきました。
会話とは人の話を聞くことで、それができなければ、大人とは言えないのです。
人には口が一つなのに、耳は二つあるのは何故だろうか。それは自分が話す倍だけ他人の話を聞かなければならないからだ。(ユダヤの格言)
人の話を聞くことで、チャンスを見つけられると気づいてから
私は人の話を聞けるようになりました。
かのデール・カーネギーも「人の話を聴くことで、人生の80%は成功する!」と言っています。
人の話を聞けば聞くだけ、相手はあなたの共感してくれるようになります。
多くの人は自分の話を人に聞いてもらいたいのです。
人の話を聞くときに、自分の意識を変えてみましょう!
今、話をしている相手は、自分の味方だと考えてみるのです。
会話の相手を自分の才能を気づかせてくれる人だと視点を変えてみることで
相手の話を真剣に聞けるようになります。
ご縁がある人は全て自分のアドバイザーであり、コーチで
自分の新たな価値を教えてくれる人なのです。
いろいろなことを教えてもらう人だ思えば、コミュニケーションがスムーズになります。
聞く態度を変えれば、相手も真剣にあなたのことを考えてくれるようになります。
また、相手に良い質問することで、いろいろな話を引き出せるようになります。
「今、困っていることは何ですか?私でお役に立てることがありますか?」という
質問を投げかけることを習慣化しましょう。
そこから、相手や会社の課題を教えてもらえるようになります。
相手の課題を解決できる提案や人の紹介などの貢献ができれば、人間関係を強化できます。
相手の課題をまずはGETし、GIVEする(貢献する)ことを、会話の際に意識するのです。
自分や仲間の価値を提供するためには
相手の話を聞くことから始めた方が、はるかに効率的です。
相手の話を聞き出すためには、いろいろな角度の質問をしてみましょう。
課題に関する質問をいろいろな角度からぶつけることで、相手はより多くの情報をくれるはずです。
相手の課題を掘り下げていけば、必ず提案の糸口が見つかります。
話し上手になるよりも、まずは聞き上手を目指しましょう!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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