人間は、リスクを予測するのは得意でもチャンスを見極めるのは苦手です。さらに、犠牲には敏感でも引き換えに得られるものには鈍感で、良い刺激より悪い刺激に反応します。その結果、行動を起こさない選択をするほうが起こす選択をするよりはるかに楽なのです。ネガティブな先入観は、私たちが「YESはNOの3倍法則」と呼ぶ方法で簡単に克服できます。このアイデアは、アクションを起こすかどうか考えるとき、ポジティブな理由をネガティブな理由の3倍重視するというものです。(ライアン・バビノー、ジョン・クランボルツ)
ライアン・バビノー、ジョン・クランボルツの
一歩踏み出せば昨日と違う自分になれる!の中に
「YESはNOの3倍法則」という方法が紹介されていました。
人はリスクには反応しますが、チャンスはスルーしがちです。
人間はなかなか行動を起こさないという習性を理解して
YESの理由をネガティブな理由の3倍重視するようにするのです。
人は良い刺激より、悪い刺激に反応しがちですから
これを信じていると行動できなくなってしまうのです。
ネガティブな理由より、ポジティブな理由を優先して、どんどん行動するようにしましょう。
例えば、講座の会場が家から遠いからという理由でセミナーに行くのを止めるのではなく
講座はとても面白そうというポジティブな面を重視して、参加するようにするのです。
一歩踏み出せば昨日と違う自分になれる! [ ライアン・バビノー ] |
チャンスに「イエス」と言うためには、あらゆる活動に「おまけ」を見つけることです。つまり、それをすれば新しい経験、学び、視野、人、場所などのチャンスに出会えるかもしれないと考えるのです。
新しいことにチャレンジすれば、自分を変えられます。
いろいろな人に出会えたり、視野を広げられるなど
自分を成長させられると考えることで、やる気をチャージできます。
しかし、何かを始める時には、嫌な作業がつきものです。
いざ自分の大きな目標について考えなければならなくなると
私たちは決断を渋ったり、ひるんだりしてしまいがちです。
そのために、自分のためにベストな飛び込み台を用意しましょう。
自分の勇気を振り絞って、周りの人にやると宣言するのです!
誰かと約束すれば、ほとんどの人が強い意志を持ち続けられるはずです。
他人との何らかの約束をすることで、自分の行動を後押ししてみましょう。
キックオフミーティングの時間を決める、予約を入れる、講座を申し込む
1ヵ月の会費を前納する、友人と約束するなど色々な方法を考え、スタートするのです。
一旦決めて宣言すれば、後戻りができなくなり、前進できるようになります。
人生における決断は、ほとんどの場合待ってはくれない。最善の道が選べない場合は、最善だろうと思われる道を進むしかない。そう思うことで、私は優柔不断な人たちが、常に価値あるものを求め、あとでそうでなかったと気づいたときの後悔や自責の念を感じずにいられる。(ルネ・デカルト)
本書に紹介されているデカルトの言葉を読むと
優柔不断が最大のリスクであることがわかります。
YESはNOの3倍の法則を活用して、夢を実現していきましょう。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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