我々は、ネガティブなフィードバックをもらうと、人格を否定されたかのように考える。大切なのは、「自分自身の人格」と「失敗という行為」を切り離し、失敗の経験を客観的な実験と捉えることだ。これができれば、フィードバックの効果は何倍にも高まる。(シェーン・スノウ)
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シェーン・スノウはフィードバックの重要性を語っています。
良いフィードバックによって、人は短期間で成功を手にできる可能性が高まります。
一方、人格を破壊するようなフィードバックは逆効果で人を萎縮させてしまうのです。
私たちは人からフィードバックを受ける時に
人格を否定されたように捉えがちでなので、伝え方には工夫が必要です。
失敗の経験をどうすれば次につなげられるかを
人格と切り離して伝えなければ、人を成功させられません。
誰にでも、ネガティブなフィードバックをもらったとき、「ああ僕はダメだ」と人格否定として受けとめる脳内スイッチがある。それをぱちんと切ってしまう術を覚えるのだ。
フィードバックを受ける方も仕事や役割にアドバイスをもらっていると考えましょう。
これで、結果をだせるようになります。
特に、初心者には人格否定ではなく、暖かい励ましが必要です。
失敗の経験を客観的な実験にすることで、フィードバックは効果を発揮します。
改善のためのアドバイスだと本人が理解できると、人は成長します。
早い段階で人格否定だという脳内スイッチを切ることができれば
人は短期間で成功をおさめるようになるのです。
フィードバックが有用だと思えれば、人の変化は早まります。
結果を出す人はポジティブなフィードバックでも、ネガティブなものでも
前向きに取り入れる傾向があるそうです。
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良い人材を育成するためのフィードバックには以下の3つが欠かせません。
■迅速にフィードバックする
■フィードバックを人格と切り離す
■プレッシャーを与えない
迅速なフィードバックがあれば、絶えず人は考えるようになります。
素早いフィードバックが気づきを与えたり、可能性を広げるきっかけになります。
大きな失敗があったとしても、それを人格と切り離し
改善策をフィードバックすることで、人は次の行動を起こせるようになります。
人格否定は人のやる気を失うだけでなく、うつ病患者を増やしかねません。
フィードバックをするときはプレッシャーではなく
ポジティブ、ネガティブ両方の評価を与えることが肝心です。
ポジティブな評価は自信となり、相手のモチベーションを高めます。
ネガティブな評価は客観的に伝えたり、データを見せるなどして
相手の腑に落ちれば、次のチャレンジにつながります。
このように良いフィードバックとは人格破壊ではなく
次の行動へつなげることを意識する必要があります。
心が折れるようなアドバイスは無意味ですから
人が元気になるようなフィードバックを心がけたいものです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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