この情報過多社会というのは、言い換えると「ストレス過多社会」であり、「元気を失いやすい社会」です。これまで人間は、朝早く起きて、仕事に精を出して(主に肉体労働をして)、夜も早く寝て、というごくシンプルな生活をしていました。ところが、現代人の生活は十人十色。昼も夜もパソコンのディスプレイに1日中向き合う生活の人もいれば、昼夜逆転の人もいれば、不規則な生活の人もいる、忙しくて健康に気をつかう時間がない人もいる……。その中で、肩はこり、腰は痛み、職場や家庭でのストレスは絶えず、それが余計に「疲れ」を感じさせる原因になっていきます。(堀田秀吾)
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現代社会はストレス社会で、多くの人が心と体に疲れを感じています。
過去にはなかったパソコンやスマホを使う時間が増え
肩こりや腰の痛みに悩んでいる人も多いと思います。
私もデジタルギアの使いすぎで、首や肩のこりがひどく、いつも疲れを感じています。
昔の人が送っていた「人間らしい生活」「シンプルな生活」が
多くの現代人にとっては当たり前ではなくなっています。
堀田秀吾氏は科学的に元気になる方法集めましたの中で
そんなストレス状況を打破するために、「元気になれるアクション」を紹介しています。
本書に書かれているメソッドはすべてか科学的根拠があるものですから
早速、実生活に取り入れて、元気な生活を取り戻しましょう!
今日は脳のやる気のスイッチについてのアメリカの整理学者のリベットの研究を紹介します。
科学的に元気になる方法集めました [ 堀田秀吾 ] |
脳には、一度その行動を始めると、のめり込んでしまそくざかくうという性質があります。脳にある側坐核という部分がやる気の「スイッチ」なのですが、一度作業をやり始めると、この「やる気スイッチ」が入り、やめられなくなってしまいます。(堀田秀吾)
脳のやる気のスイッチを入れるためには
考えるよりも体を動かしたほうが効果があることがわかっています。
何かを始めたければ、まずはアクションを起こせばよいのです。
アメリカの整理学者のリベットは動作を行う実験で
考える・心で念じることより、実際の動作のほうが脳に与える力が強いことを発見します。
また、一度その行動を始めると、やる気のスイッチが入り、やめられなくなるのです。
その際、一つだけ気をつけたいポイントがあります。
それは、やりたくないことをやるための障害をできるだけ減らしておくことです。
小説家の村上春樹氏は毎日必ず4~5時間机に向かう時間を決めているそうです。
書くことが決まっていても、決まっていなくても、とにかく彼は机に向かいます。
やる気のスイッチを入れることを習慣化するために、とにかく机の前に座り、書き始めるのです。
アメリカの作家レイモンド・チャンドラーも同じように集中していたようです。
チャンドラーは自分が文章を書くのに適したデスクを一つ定めることをすすめていました。
原稿用紙と万年筆と資料を備えて、いつでも仕事ができる状態を整えていたのです。
私も毎朝ブログを書くことを習慣にしていますが
朝の日記を書き終わったら、すぐにMacを立ち上げるようにしています。
やる気がなくても、パソコンを開き、アイデアメモをチェックしながら
とにかく文章をタイプするようにしています。
5分もすると脳のやる気のスイッチが入り始め、文章を書くことに集中できます。
気分が乗らないときでもブログを書き上げることができるようになり
このやる気のスイッチの効果に驚いています。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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