堀江貴文氏の多動力の書評

時代は大きく変わろうというのに、日本人は「石の上にも三年」に代表されるような「一つのことをコツコツとやる」という価値観からまだ脱せられていない。(堀江貴文)


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世の中の全てがインターネットにつながる時代に必要な力

Iot時代を迎え、産業の垣根がなくなるなど
未だかつて人類が経験したことのない羅針盤のない時代を私たちは生きています。
世の中の全てがインターネットにつながるIoT時代は
ビジネスが水平分業化し、タテの壁がなくなることで
今までの会社の実績や肩書きが、全く通用しなくなるはずです。
一つのスキルだけに頼っていると、その他大勢に埋もれてしまいます。
この羅針盤のない時代を私たちはどう生き抜いていけばよいのでしょうか?

そのヒントを堀江貴文氏の新刊の多動力で見つけました。
多動力は、私の大好きな計画的偶然性理論の実践版という内容で
本書を読めば、IoT時代をどう生きていけばよいかがわかります。

時代は大きく変わろうというのに、日本人は「石の上にも三年」に代表されるような「一つのことをコツコツとやる」という価値観からまだ脱せられていない。

堀江氏が指摘するように、現代は「水平分業」化していて
一つのことをコツコツとやっているだけでは、取り残されてしまいます。
課題を解決するための様々な知識や体験が価値となり
それを持たない人間は、評価されなくなります。
これからはいくつもの仕事を同時にこなす「多動力」が求められるのです。

ネットで検索すれば見つかるただの情報には価値はなくなります。
オープンイノベーションの波が、私たちの生き方を激変させるのです。

もはや情報それ自体に意味はない。これからは旧態依然とした業界に「オープンイノベーション」の波が来る。そこでは、とにかくチャレンジしようという行動力とアイデアを進化させる力が求められる。

様々知識や体験を組み合わせ、ソリューションを提供できる人にならなければ
他の誰かに置き換えられてしまうのです。
そのためには、積極的にチャレンジすることが求められます。
より多くの行動をした人が点と点を繋げられ、結果を残せるようになるのです。

3つの肩書きを持って、自分をブランド化しよう!

あなたの代わりがいる限り、あなたの値段は上がらない。複数の肩書きを掛け算し、レアな存在になろう。あらゆる産業の”タテの壁”が溶けた今、一つの肩書きにこだわっていてはいけない。

「水平分業」により、あらゆる産業の”タテの壁”が溶けていくはずです。
一つのスキルに特化しているだけでは、あなたの価値は上がりません。
いくらでも代わりのいる存在であれば、未来を明るくできません。
多動力を使って、自分の肩書きをマルチに変えて
人から選ばれる存在になりましょう。

仕事と遊びの境界線など関係なく、ワクワクすることに次から次へと飛びついていった結果、無数のワラジを同時に履く生き方になっていた。僕が普段会う人のラインナップは、見事にバラバラである。もはや、産業ごとの”タテの壁”は崩壊していくのだ。「この肩書きで一生食っていく」などと言っている人は、自分で自分のキャパシティを狭めてしまっているだけだと思う。

人から指名されるためには、自分を変えるしかありません。
1日24時間の中から「ワクワクしない時間」を極力減らして
自分のスキルを一気に高めていくのです。
自分の好きなことを掘り下げ、その道のプロとなり
いくつものスキルを掛け合わせましょう。
3つの肩書きを持つことで、自分をブランド化できます。

私も広告、ソーシャルメディア、書評、出版、起業、コーチングなどに熱中することで
いくつものワラジを履けました。
いくつもの肩書きを持つことで、人脈を広げることができたのです。
肩書きを複数持つことで、チャンスの入口が増え
次々に良いことが起こるようになったのです。

広告会社の時とは異なり、どこからでもビジネスがスタートするので
日々、エキサイティングな時間を過ごせています。
毎日が楽しく、あっという間に時間が過ぎ去っていきます。
これも、自分の好きなことしかやらなくなったからだと思います。
アクティブに動き回ることで、周りにワクワクな人たちが集まってきます。
ここから次々、新たなプロジェクトが生まれ
ますます良いことが引き寄せられるようになったのです。
ワクワクに従って、好きなことをやっていれば、運が上がっていきます。

まとめ

私たちの人生には終わりがありますし、一日は24時間しかありません。
この条件の中で、結果を残すためには、自分の好きなことに時間を使うべきです。
まずは、1日24時間の中から「ワクワクしない時間」を極力減らしていきましょう。
好きなことに集中することで、自分のスキルを一気に高めらられます。
そして、いくつかのスキルを組み合わせて、自分ならではの肩書きを作るのです。
自分の価値を積極的に発信し、面白い人に会うことで
人生はワクワクなものに変えられます。
計画的偶然性理論を信じて 三歳児のような好奇心を持って、動き回りましょう!

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

     

    

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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