文章力をアップする!「わかりやすくの法則」を身につけよう。

難しいことを易しく、易しいことをおもしろく、おもしろいことを深く書く。これが、「明文の3条件」です。(吉田浩)


photo credit: davidmulder61 Day 316. Christmas is coming. via photopin (license)

明文の3条件を自分ごと化する!

吉田浩氏は本を出したい人の教科書で、明文の3条件を紹介しています。
ブログやソーシャルメディアの普及で、文章を書いている人が増えていますが
自分の文章力のなさに悩んでいる人も多そうです。
私も毎日記事を書いていますが、なかなか明文を書くことができずにいます。

まず、文章を書くときに、意識すべきは読者です。
内容を理解してもらうために、できるだけわかりやすく書かねばなりません。
難しい話を難しく書いたら、誰もその文章を読みません。
読みづらい理解できない文章を書くと、読者が離れていきます。

しっかりと自分の文章を読んでもらうためには
難しい文章を書いてはいけないのです。
難解な表現を避け、できるだけわかりやすい文章を書きましょう。
そして、文章を易しく書けたら、次はそれを面白くするのです。
面白さを深掘りしていけば、人はその内容に共感します。

吉田浩氏はそのためのメソッドを「わかりやすくの法則」としてまとめています。

わ・・・私の体験したことを書く。
か・・・感情に訴える。
り・・・リアリティを出す。
や・・・山場を作る。
す・・・好きな人をイメージする。
く・・・具体的に書く。

この6つの法則を活用すれば、人に伝わる文章が書けるようになります。
自分の体験を書くことで、相手が興味を持ってくれます。
その際、成功体験だけでなく、失敗談や苦労話を意識すべきです。
失敗体験をリアリティを持って、ストーリー仕立てで語れば
読者はあなたの話に感情移入してくれるはずです。
できるだけ、自分の体験を具体的に書くことで、読者の課題を解決できます。
書くことが貢献につながるのです。

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読者をイメージして書く!

この6つの法則の中で私がもっとも響いたのが、「好きな人をイメージする」です。
私も読者のイメージを作りながら、ブログを書くようになってから
執筆が楽しくなったので、このメソッドにはとても共感を覚えました。
以下、本を出したい人の教科書から、吉田氏のアドバイスを引用します。

好きな人をイメージすると書く作業が楽しくなります。ふだん、私たちが書く文章は説明文が多く、どうしても上から目線になってしまいます。ところが、目の前にひとりの人をイメージし、その人に語りかけるように書くと文章も柔らかくなり、読者に伝わる文章が書けます。

例えば、リーダー論のブログを書くときには
私の取引先の社長の姿をイメージしながら、記事を書くようにしています。
彼らの課題を解決するためには、どうすればいかを考えながら
パソコンの前でブログをアップします。
瞑想の記事を書くときには、コーチングでアドバイスをしている人の悩みが
少しでも緩和できればという気持ちで、文章を書いています。

好きな人をイメージすることで、読者との距離が縮まります。
難しい表現を避けたり、自分の体験を付加することで
人に寄り添う気持ちが生まれます。
まだまだ、私の文章レベルは人に威張れるものではありませんが
読者を意識することで、以前より読みやすい文章を書けるようになりました。

へ夕をうまいに変える3つの心がけ

吉田氏は「へ夕をうまいに変える3つの心がけ」も紹介しています。

【心がけ①】・・・人に見せて感想を聞く。文章はひとりよがりになってはいけません。他人に見せることによって、意外な意見をもらえることがあります。
【心がけ②】・・・サービス精神旺盛になる。常に、文章は読み手がいることを意識してください。常に、読者をおもしろがらせる工夫を凝らしてください。
【心がけ③】・・・1冊全部書いたら、もう一度最初から書き直す。まずは、1冊、一生懸命に書いてください。1冊書き終えたら、もう一度見直して、どんどん修正していってください。一山乗り越えた時点であなたの文章力は格段に進歩しているはずです。

この3つの心がけを読むと、人に読んでもらうことと
書く量を増やすことが、文章上達の近道だとわかります。
ブログやソーシャルメディアなど人の目の触れる場所に
文章をアップすることで、人からフィードバックをもらえます。
読者のアドバイスによって、自分の文章をより良くできるのです。
独りよがりの表現やわかりづらい文章を書き直すことで
自分の文章力を確実に高められます。

私は雑誌Mac Fan の連載記事を毎月書いていますが
編集者さんの赤字が送られてくるたびに、自分の至らなさに気づけます。
プロのアドバイスをもらえる私は、とてもラッキーだと
ゲラを見るたびに編集者さんに感謝しています。
プロのアドバイスは的確で、その度に気づきをもらっています。

まとめ

吉田氏は。文書がうまくなるコツは
「書いて、書いて、書きまくることだ」と言います。
確かに書かない限り、文章は上達しません。
私も毎日ブログを書くことで、文章力が確実にアップしています。
あとは読者の方から、フィードバックを受けることです。
恥ずかしからずに文章を書いたら、人に読んでもらいましょう。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

     

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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