マルチタスクは脳に悪影響を与えている?

あなたは人間として成長するための時間を、週に何時間、設けているだろう?その反対に、オンラインで漫然とすごしているのは週に何時間だろう?(デボラ・ザック)


photo credit: wuestenigel Glass ball in girls hand during sunset via photopin (license)

無駄な時間を減らし、一人の時間を大切にする!

私たちの脳はラクなことが大好きなため、すぐにサボることを考えます。
インタネットやスマホが普及したために
様々な誘惑と私たちは戦わなければなりません。
自分への投資を意識し、その時間を確保しないと
ネットサーフィンに明け暮れたり
TVやマンガに自分の大切な時間を支配されてしまいます。
無駄な時間を減らし、一人時間をしっかりと確保し
自分との対話を楽しみましょう。

1日のあいだに「ひとりでじっくりと考え事をする時間」を決めて
他のことをしないようにするのです。
私は毎朝日記を書いたり、逆算手帳を見返しながら
未来の理想の自分をイメージしています。
毎日15分ほどの時間をかけ、前日お会いした人や行動について振り返ります。
夢を実現するための会話を心がけたか?
相手に貢献できたか?自己投資の時間が持てたか?
健康を意識したか?などの質問するうちに
今日本当にやるべきことが見えてきます。

逆算手帳を見ながら未来のワクワクな自分をイメージすることで
モチベーションが高まります。
自分への投資に時間を使いたくなり
隙間時間や移動時間を無駄にしなくなります。
また、手帳も見ながら進捗を確認することで
自分に足りないこともわかります。

 

朝の作戦会議を習慣にする!

運動や瞑想が足りなければ、その時間を増やすことを考えるようになります。
朝の数分でも瞑想すると、心が落ち着き1日をスムーズにスタートできます。
心が落ち着くことで、脳がしっかりと動き
最重要事項を終わらせることを考えてくれます。
シングルタスクに集中すると生産性が上がり
短時間で結果を残せるようになります。

1日には24時間しかなく、重要なタスクからこなさなければ
時間はあっと言う間に過ぎ去ります。
午前中までにその日の重要なタスクを終わらせてしまうのです。

私はタスクをあまり入れない日を何日かつくり
自分の好きなことに使うようにしています。
読書をしたり、本屋を覗いたり、仕事以外の面談をします。
インプットの時間をとることで
頭の中で点と点がつながり、ヒントが浮かんできます。

また、会いたい人が頭に浮かんだら、その人とのミーティングをイメージします。
ブログや連載記事で紹介したり、人とのご縁をつなぐなど
実際に貢献できそうだと思えたら、Facebookでメッセージを送ります。
ここから新しいプロジェクトが生まれることが多いので
このインプットの時間は絶対に欠かせません。
未来の一人作戦会議をすることで
新たな企画を作ったり、面白い人に出会えるようになります。

マルチタスクが脳に悪影響を与える?

競い合うように押し寄せる多数の刺激に身をさらしていると、脳が縮む。前頭前野は過剰なストレスにつねにさらされていると、縮んでしまう。

現代人は様々なテクノロジーの誘惑と日々戦っていますが
多数の刺激を受け続けると脳が疲労してしまいます。
マルチタスクによって、脳の灰白質が縮むことで
認知機能がうまく働かなくなり、脳の機能を低下させてしまうのです。
度を越した多忙な生活を続けていると
思考と感情をつかさどる脳組織が萎縮します。。

MRI(磁気共鳴画像)を見るとマルチタスクが
脳に悪影響を与えていることがよくわかります。
複数の要求にさらされると、脳は圧倒され
うまく機能しなくなります。
マルチタスクを試みると、情報処理能力を低下させるコルチゾールが分泌され
ストレスが生じたり、イライラを抑えられなくなります。
この結果、脳のニューロン(神経細胞)が萎縮し
衝動をコントロールしたりする能力が低下し
トラブルを起こしたり、すぐに感情を爆発させてしまうのです。
マルチタスクによって脳の機能が下がることで
多くの問題を引き起こしたり、人間関係に悪影響を与えてしまうのです。。

まとめ

忙しいからといってたくさんのことを同時にやるのはやめましょう。
怒りが爆発しそうになったら、休憩したり、瞑想を行いましょう。
私はイライラした時には大きな深呼吸を心がけ
自分の感情を抑えるようにしています。
今ここに集中し、自分を取り戻すことで、気持ちが落ち着きます。
これにより朝から賢い選択ができ、生産性を高められるのです。

参考書籍 デボラ・ザック SINGLE TASK 一点集中術

      

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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