そろそろ、あなたのスマホにもしつけをするべき頃合いだ。「静かに」「おすわり」「テーブルに乗るな」など、厳しいトレーニングを始めよう。(デボラ・ザック)
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マルチタスクの罠に陥らない方法
現代人は多くの刺激を外部から得ています。
TVやスマホは私たちに、絶えず新しい情報をもたらし
私たちの集中力を削ごうとします。
デボラ・ザックは自分のスマホにしつけをして
時間を取り戻すべきだと言います。
自分自身を見つめ、内面との対話を持つことで
今やるべきことが明確になります。
しかし、外部からの刺激に身をまかせてスマホを使う方が
一人になって考えるよりもはるかに楽ちんです。
その結果、私たちは他の情報に流され、自分のための時間を使えなくなります。
目の前のタスクに集中したいなら、スマホやTVとはしっかりと距離を置き
マルチタスクの罠に陥らないようにしましょう。
実は、悪いのはスマホではなく、それをコントロールできない自分です。
スマホを甘やかし、つねにスマホに触れている自分がいけないのです。
「状況をコントロールする責任はつねに自分にある」とデボラ・ザックは言いますが
多くの人はそれを放棄し、スマホに貴重な時間を委ねています。
以前の私もスマホを触る時間が多かったのですが
最近では自分の時間を優先するために、いくつかのルールを作っています。
あなたは人間として成長するための時間を、週に何時間、設けているだろう?その反対に、オンラインで漫然とすごしているのは週に何時間だろう?自分のデバイスをコントロールする以前に、あなたは自分の意志をコントロールしなければならない。正しい道を進むのは簡単なことではない。まず、ささやかな努力から始めていこう。
スマホの使用ルールを作ることで、瞑想したり、未来をイメージする時間を増やせました。
デバイスと距離を置く時間を設けることで、自分と対話できるようになったのです。
スマホ活用のルールを明確にしよう!
自分のスマホの使用時間を減らすために、私はいくつかのルールを設定しました。
◆寝室での使用はRadikoに限り、他のアプリを使わないようにする。
◆スマホの主要目的を読書のインプットとブログのアウトプットにする、
◆アプリの数を制限する。
Kindle、Wordpress、Evernote、Google検索、SmartNewsなどの
アプリに使用を限定し、スマホに必要以上に触れないようにする。
◆ FacebookやTwitter、メールの使用時間を少なくする。
ROMを減らし、投稿中心でアプリを使う。
◆ブログを書いている時には、スマホに触らないようにする。
などをルールにし、今ここに集中することを決めました。
これでインプットとアウトプットの時間を増やせ、生産性が上がりました。
一方、アイデアが生まれた時には、備忘録のためにスマホを取り出します。
ミーティングや読書で、アイデアが浮かんだ時には
Evernoteを開き、すぐにメモを取るようにしています。
この時に、他のアプリを開かないようにして
書き終えたら、スマホを閉じることが重要です。
メモをしなければ、大事なアイデアを忘れてしまうので
このEvernoteの習慣はあえて残すことにしました。
一言、二言を書き留めるだけで、頭のなかがすっきりするし、気も散らなくなる。メモをとらなかったばかりに「アイデアを忘れてしまった」「命じられた仕事をするのを忘れてしまった」「締切りを守れなかった」「提出物をだすのを忘れた」といった体験談を、これまで大勢の人から聞いてきた。脳はものごとを完全に記憶できるわけではない。人によって記憶力のよしあしがあろうと、そんなものとは関係なく、各自が自分の思考プロセスを管理するシステムをつくらねばならない。
頭の中にアイデアを残そうとすると本来の作業に集中できなくなります。
こういった時にはすぐにメモを残すべきです。
要は目の前のタスクに集中するために、どうスマホを使うかを決めればよいのです。
頭が疲れたら、私は瞑想のアプリを開いて、リラックスします。
集中が途切れそうになったら、瞑想したり
リフレッシュするために音楽を聞けばよいのです。
その時にスマホでやるべきこととやらないことを決め
スマホを上手に活用することを意識しましょう。
自分の活用ルールを決めることで、スマホを強力な武器にできるのです。
まとめ
生産性を高めたければ、目の前のタスクに集中すべきです。
しかし、スマホが絶えず新しい情報を運んで来るために
私たちの意識は集中できずに、フラフラしがちです。
そろそろ、自分のスマホにしつけをして、使うルールを明確にしましょう。
スマホに人生を支配されると結果を残せなくなります。
参考書籍 デボラ・ザック SINGLE TASK 一点集中術
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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