わたしたちは直線的な進歩を期待しがちである。少なくとも、早く進歩したいと思う。実際には、努力の成果は遅れて表れることが多い。それまでの努力の真価に気づくのは、数カ月後や数年後だ。このため「失望の谷」に陥リやすい。数週間や数カ月努力しても成果を感じられず、がっかりしてしまう。しかし、この努力は無駄ではない。蓄積されているだけだ。ずっとあとになってはじめて、それまでの努力の真価がすべて表れる。(ジェームズ・クリアー)
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習慣化の壁、「潜在能力のプラトー(停滞期間)」とは何か?
ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣の書評を続けます。 良い習慣を続けるのは至難の技で、多くの人は途中であきらめてしまいます。人は直線的な進歩を期待しているので、最初の数日間、数週間、
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良い習慣が身につくまで、自分を信じて、我慢を続けましょう。あなたは、進歩していないわけではありません。「失望の谷」という停滞期にいるだけなのです。この谷を乗り越えることで、あなたは成功に近づけます。
もし良い習慣を身につけることや、悪い習慣を断つことに苦労しているなら、 それは進歩する能力がないからではない。たいていは、「 潜在能力のプラトー」をまだ超えていないせいだ。
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「潜在能力のプラトー」を打ち破れ!
懸命に努力しているのに成果が出ないと愚痴をこぼしているのは、温度をマイナス3度からマイナス0. 5度に上げて角氷が解けないと文句を言っているようなものだ。 努力は無駄にはなっていない。蓄積されているだけだ。 すべての変化は摂氏0度で起こる。
「潜在能力のプラトー」を打ち破ったとき、 まわりの人は一夜にして成功したと言うだろう。 世間はもっともドラマチックな出来事だけを見て、 それまでの一切は見ようとしない。でもあなたは、 今飛躍できるのはずっとまえのなんの進歩もないように見えたとき の努力のおかげだと知っている。
新たな習慣を定着させるためには、平均66日はかかるというユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの調査が紹介されていました。
まとめ
良い習慣を身につけるためには、「失望の谷」を乗り越えなければなりません。数週間や数カ月努力しても結果が出なくてもあきらめないことです。良い習慣を身につけるためには、停滞期(潜在能力のプラトー)があると考え、それを乗り越えるまで、あきらめずに行動を続けましょう。
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