言葉とアイデアの関係性を理解すれば、アイデアは生まれやすくなる!

言葉はアイデアのシンボルなので、言葉を集めることによってアイデアを集めることもできる。(ジェームス・ウェブ・ヤング)

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アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。

私が若かりし頃、広告会社でアイデア作りに苦しんでいた時に
この本のおかげで、何度も助けられました。
それは、ジェームス・ウェブ・ヤングアイデアのつくり方という本だったのですが
この本に書かれているノウハウを覚え、活用しさえすれば
アイデア作りの苦労を減らせるはずです。
「アイデアとは組み合わせだ」という彼の言葉を信じれば
考える作業を一気に楽にできます!

アイデア=◯+△だとすれば、◯と△の部分に
切り口を考えながら、言葉を入れ込めばよいのです。
異なった切り口を組み合わせることを習慣化すると
短時間で面白いアイデアをつくれるようになります。 
切り口になる言葉をいろいろ考えて、その組み合わせを変えるだけで
多様なアイデアが次々に生まれてくるのです。

このジェームス・ウェブ・ヤングのルールを覚えてから
私はいろいろな著者の本を読んで、言葉を探し始めました。
本を読んで著者の思考をモデリングして、キーワードが見つけることで
新しい世界が見えてくることに、気付いたのです。
切り口になる言葉を見つけたら、どんどん紙に書くことで
やがては、アイデアが形になっていきます。

また、切り口が思考の制約条件になることで
他者とのブレストの精度も高めることができます。
参加者が同じテーマで話せるようになると脱線がなくなり
短時間でアイデアを作れるようになり、生産性も高まります。 
今まであまりしてこなかった発想や視点を取り入れて、言葉を探してみるのです。
また、違う業界や異なる世代の人からヒントをもらえると
アイデアの幅を広げられます。
◯と△を増やすことで、多様なアイデアを生み出せるようになります。
それを順番に実行することで、可能性はどんどん広がっていきます。

神の申し子である人間がすべて翼を持っているわけではないにしろ、諸君のすべてがその翼をもつ人間の一人でありたいと望みうる程度には多くの人々がこの翼を持っている。

最初はアイデア作りが難しいかもしれませんが
この組み合わせを繰り返しているうちに、徐々にレベルが上がっていきます。
諦めずに組み合わせを書き続ければ、やがては、自分の脳をアイデア脳に変えられます。
常識にとらわれずに、全く違う組み合わせを考えることで
面白いことが起こり始めるのです。

言葉を組み合わせる時には、視点を変えることが重要です。
先ほど書いたように、私は多くの本から著者の視点をモデリングして
キーワードを見つけるようにしています。
違う業界の言葉を組み合わせることで、全く新しいアイデアが生まれるようになります。
例えば、電子と書籍という言葉を組み合わせるのは
以前であればあり得なかったはずです。
それが、アマゾンKindleで当たり前になったのです。

電話と音楽にPCを組み合わせることで、iPhoneが出来上がったように
いろいろな言葉を組み合わせていくと、良いアイデアが生まれてきます。
自分にとって大事な情報を日頃から集める努力をすれば
組み合わせの幅が広がりますから、面白いアイデアが作れるようになります。
結局、アイデア作成とはインプットと経験を最大化させることなのです。
多くの人の脳を知ることで、他者の脳のかけらを借りられます。
何人もの脳のかけら(言葉)を組み合わせることで、アイデアづくりの達人になれるのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

    

photo credit: Bright Idea Light Bulb Grafitti via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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