ケリー・マクゴニガルのスタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルールの書評

最も大切な「変化」にコミットするのに必要なのは、知恵と勇気なのです。(ケリー・マクゴニガル)

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スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール
ケリー・マクゴニガルは、スタンフォード大学の学生が
成功できる理由を明らかにしています。
それは、失敗を厭わない姿勢があるからだというのです。
彼女の経験やスタンフォードの学生の反応、多くの研究結果から
この結論を導き出しています。

本書は前作同様素晴らしい内容で、私の行動をよりよくしてくれるヒントが満載です。
これから何日かに分けて、本書の書評を書いていきたいと思います。

スタンフォード大学を含め、サンフランシスコのベイエリアには「すべての経験から学習するという哲学が根づいていて、成功の階段を上っていくためには 「リスクを取ること」 「居心地のいい領域から抜け出すこと」 「失敗に前向きであること」が、不可欠なのです。

多くの人たちは失敗すると意気消沈してしまいます。
しかし、ここがチャンスの入り口になるのです。
著者のケリーもスタンフォードの研究室で大失敗を経験しますかが
彼女のメンターが失敗を恐れることはないとマインドセットを変えてくれました。
ここからケリーは立ち直り、素晴らしい研究者に成長します。
成功者は独自のマインドセットを身につけています。
それが成長型マインドセットです。

「成長型マインドセット」とは、自分自身に挑戦することでしか潜在的な能力を発揮できないという考え方です。難題に直面した時は、成長する絶好のチャンスです。失敗したり、目標を達成できなかったとしても、それはあなたが無能で力不足なのではなく、振り返って反省し、成長へ向けて前進する必要があるということなのです。 「成長型マインドセット」から得られることはたくさんあります。

スタンフォード大学の優秀な学生たちも
最初はこのマインドセットを持っているわけではありません。
もともとは固定型マインドセットを所有し、自分の行動にブレーキを踏んでいるのです。
しかし、失敗を重ねるうちに、多くの指導者や仲間から成功の秘訣を学び
徐々に自分のやり方を変えていくのです。
この成長型マインドセットを手にいれるからこそ
彼らの多くが成功を手に入れられるようになるのです。

「固定型マインドセット」とは、能力・知性・才能をあなたが持っていようといまいと、それらは固定的であり、変わらないと信じる考え方です。この 「固定型マインドセット」の持ち主は、例えば試験の成績が悪かったりすると、もともと自分には素質がなかったのだと考えます。この人が挫折を経験すると、ほとんどの場合は諦め、すぐに成功できる 「別の何か」を探し始めます。そして自分の得意分野を探すことや、失敗、苦労を避けることが、人生の目標になってしまうのです。

ここでもやり抜く力が重要であることがわかります。
アンジェラ・ダックワースは、才能に加えて
やり抜く力を鍛えることで、人は成長できると指摘しています。
すぐに諦めて、別の何かを探すよりも
失敗を糧に、チャレンジし続けることの方がはるかに重要なのです。

「過ちや失敗はすべての終わりではないし、恥や不名誉の原因でもない」と悟ったのです。過ちや失敗とは、その対処法を見つけ出し、最善のアクションを取るためのきっかけに過ぎないと、気づいたのです。(ケリー・マクゴニガル)

失敗を成功への途中経過と考えることで、私たちは自分の可能性を広げられます。
自分のマインドセットを成長型にすることで、私たちはよりよい人生を送れます。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

私の好きな本と私の著書を以下にピックアップしています。
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photo credit: Stanford EdTech IMG_4990 via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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