ケリー・マクゴニガルのスタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルールの書評②

普通の人間でありながら、やりたいことは「すべて」できるのです。何とかこなします。ほとんどの場合、楽しんでいます。一番のポイントは、完壁にやらなくていいことです。それこそが、私が「すべてをこなす」ことに成功している本当の秘訣です。(ケリー・マクゴニガル)

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スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール
書評ブログを続けます。
ケリー・マクゴニガルは、やりたいことを「すべて」やるためには
完璧にこなすことを考えない方がよいといいます。
著者、研究者、セミナーなどで大活躍しているケリーの時間術は
とても気になりますが、彼女の考え方はとてもシンプルで驚きました。

生産性を上げる一番のコツは、計画的になったり、時間管理をしたりすることではないのです。何かをやり遂げるために、「こうあらねばならない」といった杓子定規なやり方でやるのではなく、自分らしく仕事をすることを許してあげるのです。

自分らしく働くことで結果が出るのなら、人の働き方など気にしなければよいのです。
自分の好きなスタイルで、生産性を上げていけばよいと考えられるようになると
無駄に悩む必要もなくなり、気分が楽になります。

仕事を減らそうとするたびに、スケジュールが空いている時間帯に予定を入れたがっている自分がいました。新しいクラスやプロジエクトはもちろん、家のリフォームができればと夢想していました。私にとって空き時間は、「クリエーティブな発想で埋め尽くさないと気が済まない」ものなのだと悟るようになりました。「空き時間があればバランスの取れた日々を送れる」と普通は考えるものですが、私の場合は逆だったのです。

ケリーは当初仕事を減らそうと努力しましたが、それを途中で諦めたそうです。
スケジュールの空きを見つけるとついつい仕事を入れてしまうそうです。
私もスケジュールが埋まっている方が好きなので、この考え方にはとても共感しました。

クリエイティブな空想で、空き時間を徹底的に活用するというのも刺激的です。
ワクワクな妄想がエネルギーになり、ここから新たな行動が生まれます。
いろいろなことに好奇心を持つためには、創造的な妄想が必要なのです。

米シカゴ大学と中国の上海交通大学の研究を読むと、忙しいことが価値にすら思えます。
そのレポートによると、本人が望む以上に強制的に忙しくさせられていたとしても
人間は忙しい方が幸せに感じるそうです。
多くの人は忙しくない方が幸せだと信じていますが、真実はその逆だったのです。
執筆や起業、コンサルなど最近の私もとても忙しいのですが
確かに、私も充実感を得ることで幸せを感じています。
「忙しさ」は、ポジティブなストレス』というケリーの言葉がとても刺さりました。
ストレスを楽しむことで、私たちは幸せを味わえるのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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