1つの批判を打ち消すためには、20の称賛が必要だ!批判や失敗を気にしない方法。

今あなたの身に起こっているひどい出来事を、ポジティブにとらえられるかどうか確かめてください。(ジョー・ヴィターリ)

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自分が酷い目にあった時に、そこに良い面を見出せるようになると
ピンチがチャンスに変わります。
ネガティブなことがキッカケになり、自分を変えられるようになるのです。

私たちは生きている限り、人からの厳しい評価や失敗は避けられません。
悪い評価をされると私などは途端に落ち込んでしまいます。
他者の批判に感情を支配され、他のことに集中できなくなってしまうのです。
しかし、これが馬鹿らしい反応であることがケリー・マクゴニガルの言葉に理解できました。

「1つの批判を打ち消すためには、20の称賛が必要だ」と言われています。悪い評価を忘れるのは、難しいものです。それ(悪い評価)についてあれこれ思いを巡らし、苦しめられて、そのことに感情を支配されてしまいます。こうした〝ネガティブになりやすい傾向〟は人の心に組み込まれているようで、批判だけでなく、失敗についても同じことが言えます。 (ケリー・マクゴニガル)

スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルールの中に
人は批判や失敗によって、ネガティブになりやすい傾向があるというのです。
一つの批判を打ち消すためには、20の称賛が必要だということからもわかるように
私たちは、悪い評価についついとらわれてしまうのです。
ほとんどの人は、自分の成功より失敗を
強さより弱さをよく覚えていて、そこに意識を向けがちです。

あまりに批判や失敗に気を取られるとがんじがらめになってしまいます。
ネガティブな思考傾向が、「失敗反応」と言われる精神状態を引き起こしてしまうのです。

失敗反応は、失敗や拒絶の感情を感じることで始まる「悪循環」です。そうした感情が、「このネガティブな経験は『自分が何者なのか、何ができるのか』について、大切なことを示唆している」と、信じ込ませてしまうのです。「そんなことしてどうなるの?」「やってみる価値なんてある?」と考えている自分に気づくかもしれません。失敗反応は精神面だけでなく、身体面にも影響を及ぼします。食欲が減退したり、意気消沈したり、お酒に溺れるといった自暴自棄の行動に走りたい欲求に駆られたりします。

しかし、いつまでも自分を不幸な状態においておくのは危険です。
「自分は1人きりだ」と孤独感を覚えたりもします。

この悪循環から抜け出すための手法はとても簡単です。
ケリーは自分の本来の目標を思い出すことだといいます。
「そのゴール、役割、関係が、なぜ大切なのか」を思い出すことで
ポジティブなモチベーションに自分の注意をリコネクト(再接続)できます。
恥や自信喪失といった「マイナスの感情」から
自分の注意をそらすことで、私たちは再び行動できるようになるのです。

また、批判を受けた時は、考え方を変えてみましょう!
目標や自分の役割がなぜ大事なのかを思い出すことで
目先の目標よりも大きな目標」に集中し、他者への貢献に舵をきれます。
ネガティブなマインドに支配されるのをストップして
自分の時間を有意義に使うことで、私たちは幸せを味わえるのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
ケリー・マクゴニガルのスタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルールの書評はこちらから
ケリー・マクゴニガルのスタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルールの書評②はこちらから
ケリー・マクゴニガルのスタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルールの書評③はこちらから

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photo credit: Ulf Bodin Oslo, June 8, 2016 via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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