自分を変えるためのCIAメソッドとは何?困ったときには3つの質問を心がけよう!

望ましくない状態は悪循環を生み出す。これでは明らかに、自分のベストな状態、最も生産的でパワフルな状態になることはできない。それどころか、仕事をする喜びがなくなってしまう。要するに、こんな状態になってはいけないのだ。(サイモン・タイラー)


photo credit: Leo Reynolds question mark ? via photopin (license)

CIAフレームワークを活用しよう!

対人関係や会議など私たちは絶えず問題を抱えています。ビジネスでもプライベートでも問題を先送りしていると、自分の人生を台無しにしてしまいます。いつも課題を抱え、頭が混乱し、目の前のことに集中できなくなるのはとても不幸なことです。もしもトラブルに陥ったら、コーチのショーン・ウィーファーが提唱した 「CIA」が役立ちます。CIAは、Control、Influence、Accept itの3つの言葉の頭文字を組み合わせたフレームワークです。

最初のCは、コントロール(Control)です。自分にコントロールできるものとできないものを明確にしないと私たちは無駄に悩むことになります。自分がコントールできないことはいくら考えても解決策は見出せず、時間を浪費するだけです。今の状況は「自分でコントロールできるものなのか?」を質問し、できるとすれば、どのような形で?できるのかを考えればよいのです。自分でコントロールできない時には次のIの質問をしましょう。

Iは影響(Influence)で、この状況の中で、自分が影響力を及ぼせるものがあるか?を考えます。周りの人と話をしたり、情報をチェックすることで、この状況から受ける影響を変えられるかを自問しましょう。人的ネットワーキングを活用し、アイデアを得ることで、光が突然見えることがあります。新しいアイデアが浮かんだら、すぐに行動を起こして、変化を生み出します。もし、できることがなければ、次の問いのAに進みます。

最後のAは、受け入れる(Accept it,for now)です。これはあきらめたり、課題に屈するということではありません。とりあえず、今の困難な状況を何であろうと受け入れておきます。新しい情報をインプットするなどのアクションを続け、解決策が生まれるのを待つのです。一旦受け入れ、何か別のことに取りかかったり、新しい選択をすることでやがては解決策が見つかります。このCIAのフレームワークを活用することで、意外なほど簡単に課題を解決できるようになります。悩んだり、心配しても何も変わりませんから、CIAをまずは試してみましょう。

状況に反応しないのは最悪の選択肢

私自身、状況が思わしくなかったり、対人関係や会議などで問題が起こったりすると、このCIAをよく使っている。そうすることで、身体的な緊張を感じる時間がずっと少なくなる。つまり、より健全で生産的な状態だ。そのぶんエネルギーの消費が減り、疲労感や気分の落ち込みを防ぐことができる。

問題を放っておき、いつまでも何もしないことでトラブルはどんどん大きくなります。想定外の嫌な状況に陥った時には、CIAフレームワークを活用し、自分に質問を投げかけましょう。コントロール可能かどうかがわかれば、その後の数分でやるべきことが見えてきます。課題を書き出し、頭を整理するうちに、問題が大したものに思えなくなります。コントロールできなければ、次の行動に移りましょう。情報をインプットするのは、それほど難しいことではありません。検索をしたり、本屋に行ったり、課題を解決できそうな人に会いに行けばよいのです。悩むのをやめ、インプットのための時間を確保すればよいだけです。自分の人脈を棚卸ししたり、仲間に紹介を受けると会うべき人が明らかになります。スペシャリストのネットワークがあなたにあっという間に答えを教えてくれます。
逆に、先延ばしをすると問題が脳の中で肥大化し、モンスターになりますかすから、大きくなる前に行動を起こした方がよいのです。課題はあなたの未来を大きくしてくれるチャンスだと思って、CIAの質問を習慣にしましょう。

まとめ

問題に直面した時に、「CIA」のフレームワークを活用すると短時間で課題を解決できるようになります。CIAは、Control、Influence、Accept itの3つの言葉の頭文字を組み合わせたフレームワークです。これら3つの質問を心がけ、行動するうちに問題を先送りせずにすみます。悩む前にCIAを使って、行動を起こすうちに多くの問題は解決するはずです。

参考図書 サイモン・タイラーの頭と仕事をシンプルにする 思考整理50のアイディア

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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