顧客への意識を変えて、売り上げをアップしよう!

その法則とは、「見ているだけ」の顧客はほとんどの場合、買うだけの興味を持ってきているということだ。(ジョー・ジラード)

Designed by Freepik

顧客に対するマインドセットを変えよう!

「ただ、見ているだけだ」という答えを顧客からもらったら、それをチャンスと捉えるべきだとジョー・ジラードは、最強の営業法則で述べています。「見ているだけ」は断りの言葉ではなく、「興味を持っている」と自分の意識を変えてみるのです。顧客との関係を変えるだけで、可能性が広がり、売り上げがアップするはずです。

まずは、顧客のために自分が何をするべきかを決めることからはじめてみましょう。顧客を喜ばし、自分のファンになってもらうためのアクションを起こすのです。自分の思考と行動をコントロールすれば、未来が変わり始めます。

第一に、自分自身や自分の行動は、自分でコントロールしなければいけないということ。つまり、偶然に頼っていてはいけないということだ。例えば、次は自分が接客する番というときに、誰でもいいから店に入ってくる客を待つというのもそうだ。第二に、何をすべきかを判断してその通りに動けば、ビジネスはおのずとついてくるということだ。

よい仕事をしたければ、まず、何をするべきか決めることです。やることを決めたら、それを毎日やるのです。毎朝、時間をとって、その日にすることを必ず考えるようにしましょう。最初にスケジュール帳を見て、すでに入っている予定をチェックし、それを必ずやるようにします。結果を出すと決断することで、自分の時間の使い方が変わります。

私も毎朝、自分のビジョンを確認するようにしています。自分の人生で実現すべきことを日々、確認することでモチベーションが高まり、時間を有効活用するようになりました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

最強の営業法則 [ ジョー・ジラード ]
価格:1512円(税込、送料無料) (2018/7/6時点)

気分が乗らない時の過ごし方

仕事のスケジュールについて一つ断っておきたいことがある。私は朝目が覚めて、なぜか気がめいってどうしようもないときは、思い切って仕事を休むことがある。ほかにも、窓から外をのぞいたら天気がとてもよかったから今日は船に乗って出かけよう、と意を決するときもある。何度もあることではない。年に一度か二度だ。ビジネスで成功したかったら仕事をするな、と勧められるわけではないが、今日はどうやっても仕事に身が入らない、とわかるときは誰にでもある。そんなときに仕事に行っても、大きな失敗をしでかすか、客とけんかして結果的に250人を敵に回すことになりかねない。

自分の気分が乗らない時には無理をしないことが重要だと著者は述べています。失敗しそうだと思ったなら、アポイントをリスケした方がよいのです。自分が落ち込んでいたら、顧客を喜ばすことはできません。心の体調が悪ければ、それをリセットすべきです。ダメな状態で人に会い、自分の評価を下げてしまったら、よい口コミは生まれません。そればかりか悪い口コミが生まれると、その相手の先にいる未来の顧客を失ってしまいます。

そんな時には自分のマインドセットを変えるために、好きなことを楽しみましょう。

何でも自分が楽しめることをやることだ。仕事がうまくいって儲かったり、顧客が喜んでくれたりするのが楽しくない、という意味ではない。ただ、その午前中でも午後でも丸々一日でも、仕事に行けば周囲に迷惑をかけるのがわかりきっているときは、行かない方がいい。仕事場には不快な気持ちを一つも持ちこみたくない。そういうことは人にも伝染するからだ。

私も気持ちが落ちこんで、ひどい状態の時には、仕事を休むようにしています。そんな時は車に乗り、訪ねたかった神社までドライブします。好きな音楽を聞きながら、車を運転し、自然に囲まれた神社にお参りすることで、気持ちをリフレッシュできます。神社にお参りしながら、過去に出会った人に感謝することで、やる気を取り戻せます。

著者のジョー・ジラードは、落ちこんでいる原因が前日の仕事の失敗だったら、休むのではなく、仕事に出かけるべきだと指摘します。失敗から立ち直るためには、失敗を取り戻す策を考え、それを実行することだというのです。

仕事がうまく行かず納得できない気持ちが残ったとき、それを解消する確実な方法は、その日を振り返り、なぜそうなったのかを突きとめることだ。私は仕事をした日は毎晩そうしている。その日にあったことを頭の中で再現し、成立した商談、しなかった商談を一つ一つ検証する。私だって会った人すべてに売れるわけではない。

自分の失敗を日々振り返り、その解決策を考え、実行に移すべきだと著者のジョーは言います。原因を突き止め、自分にできることを考えるのです。その際、顧客を悪者にせず、自分に穴があると考え、自分が何をすべきかを考えるようにします。うまくいかなかった商談を思い出し、相手に感謝の言葉を伝え、ポジティブなストーリーを組み立てることで未来が変わり始めます。よいイメージを持つことで、苦手な顧客との距離を縮める作業を続けるのです。顧客を自分の味方にし、ファンにするための方法を考え、それを実践しましょう。

まとめ

「見ているだけ」という顧客の言葉は断りではなく、「興味を持っている」という風に自分の意識を変えてみましょう。顧客への思考を変えるだけで、可能性が広がり、売り上げがアップします。自分が落ち込んだ時には、無理に仕事をせず、休みを取るようにすべきです。日々、自分の状態をよくし、顧客を喜ばせるためのアイデアを作り、それを行動に移しましょう。

本書の関連記事はこちらから

        スクリーンショット 2016-04-29 22.16.13  

 

 

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
徳本昌大 Amazonページ >
 

徳本昌大をフォローする
習慣化書評生産性向上ブログアイデアクリエイティビティライフハック
スポンサーリンク
徳本昌大をフォローする
起業家・経営者のためのビジネス書評ブログ!
Loading Facebook Comments ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました