Facebook Exchange発表 果たしてその効果は?

BloombergなどがFacebookの新しい広告メニューのニュースを配信しています。

Facebookは、特定のFB利用者をターゲットにした広告枠を
クライアントがもっと簡単に買えるようにすることで
より多くのビッククライアントを獲得する計画です。
FBの広告枠をリアルタイムで入札・購入可能な独自のプラットフォーム
「Facebook Exchange」を、今後数週間のうちに公開すると発表しました。

このブログでも何度か書いているように
IPOの以後、Facebookのモバイル関連事業の業績予想が下方修正されたことや
Facebook広告の効果が薄いためGMが広告打ち切りを決めたことなどから
Facebookの株価は低迷を続けています。
その業績への不信感をぬぐい去るためにも、広告収入の確保
大口のクライアントの獲得がFBにとって
喫緊の課題であることは間違いありません。

その答えの一つが、今回の「Facebook Exchange」です。
企業のウェブサイトを閲覧したことのあるFB利用者のFacebookサイトに
その企業の広告を簡単に出稿できるようにします。

ユーザーが広告枠のページを開くたびに
そのユーザーのウェブ履歴などから入札が行われるため
より効果的な広告配信が可能となりそうです。
例えば、メルセデスが「ベンツに興味を持つユーザー」をターゲットにした場合
他のサイトで「ベンツ」の情報を閲覧したFBユーザーに
ベンツの広告を表示させることができるそうです。
大口のクライアントはこのプラットフォームを歓迎するかもしれませんね、
ターゲットを絞り込めるのは、広告コストの削減に繋がるからです。

課題は「Facebook Exchange」がモバイル端末には対応しないことです。
アクセスの半分がモバイルからと言われるFBにとって
クライアントを納得させるためには、モバイルの広告サービスを
より充実する必要がありそうです。
このあたりが解決出来れば、FBの株価も反転してくるかもしれません。
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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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