Facebook HomeとWindows Phoneの類似性

今回のFacebook Homeに関してMicrosoftサイドから面白い発言がありました。

Internet Watchによると

米Facebookが4日に発表したAndroidスキン「Facebook Home」について、米Microsoftの上級副社長がWindows Phoneとの類似性をブログで指摘した。Windows Phoneは2年前から同じコンセプトの下に顧客に提供しており、なおかつAndroidよりも最初から「人」中心に設計されたWindows Phoneの方が優れているとして、Windows Phoneへのアップグレードを検討するようユーザーに勧めている。

とのことです。
人をコンセプトにした「People First」の考え方は
2年前にWindows Phoneから提示されました。
そのサクサク感のある滑らかな動きとFacebookとの相性の良さは
私も体験済みで、確かに今回のFacebook Homeは二番煎じの感はありますね。

Frank X. Shaw氏の発言をInternet Watch記事から引用します。

Androidの上に同じ「People First」を持ってくることは、「Android OSをカスタマイズして搭載した上に、わざわざ違うメタファーの下に構築された別のスキンを追加しなくても。スキンがない状態でも十分すぎるほど複雑だ」と指摘した。その上で、「Androidの所有者に『人を中心にした』スマートフォンがどんな感じのものか、その味見をしてもらうためにFacebookが払った努力を賞賛したいが、我々はむしろ、みなさんには本物を手にしてもらうために、単純にWindows Phoneにアップグレードすることをご提案したいと思う」と勧めている。

要は中途半端なAndroidの「Facebook Home」を使うくらいなら
完成されたWindows Phoneを使えと言うことなのですが
日本においては、 残念ながらWindows Phoneの選択肢は最早ほとんどありません。
確かにヌルヌルサクサクFBが動くWindows Phoneは魅力的なのですが
海の向こうの話で、日本では現実感はありません。

 12日のリリース次第ですが、「Facebook Home」が素晴らしい出来なら
このMSの反論については終止符がうたれます。
それよりもGoogle、Apple、FBの闘いの方にどうしても目がいってしまいます。
今回のMicrosoftのFrank X. Shaw氏の発言も
そうさせないようにするためのPRにしか読めませんね。
Android端末を採用して、Googleの広告収入にダメージを与えようするFB。
iPhoneでのリリースが見えないなどまだまだ不確定要素は多いですが
Google、Apple、FBの熾烈な時間獲得競争は続きそうです。

MicrosoftもWindows Phoneのハードのシェアを高める施策を打たないと
厳しい状況が続きそうだと言うのが、この記事を読んだ感想です。
コンセプトは立派でもシェアをとれないと意味がないが今日の教訓ですね。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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