巨大なショッピングセンターと化した東京駅 都市の魅力はSCが作る時代。

都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代 という
書籍を読んでから、観光資源としてのショッピングセンターを
改めて意識するようになりました。

中国返還前の時代の香港に私は相当惹かれていたのですが
今思うと1997年以前の日本には巨大なショッピングセンターが
少なかったのが理由かもしれません。
かたや香港には九龍のオーシャンセンターや香港島のランドマークタワーをはじめ
多くの魅力的なショッピングセンターが点在して
SCを中心にした町歩きの楽しさを私に教えてくれました。
クリスマスシーズンのホテルやSCのイルミネーションは華やかで素晴らしく
それを楽しみに香港に出かけたものでした。

アジアの集積地のシンガポールのショッピングセンターも魅力的ですが
あそこはチャンギ空港自体が巨大なSCとして機能して
集まったビジネスマンや観光客を楽しませてくれていますね。
正にショッピングモーライゼーションを体現しているのが
シンガポールなのかもしれません。
金融や貿易だけでなく観光立国としてのシンガポールの政策も
注目しておく必要がありそうです。

都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代
書かれている事で面白かったのが、日本を目指す中国人観光客が
日本のショッピングセンターを中心に観光しているという情報です。
彼らのガイドブックには観光地情報より、SC情報が充実している事実。
都市がショッピングセンター化していると言う速水 健朗氏の指摘に
マーケティング担当者はもっともっと気を使い、
SCをマーケティングに積極的に活用すべきなのでしょう。

こんなことも思ったのも東京駅の赤煉瓦駅舎が復活して
観光客を集めている事実を目にしたからなのです。
最早、東京駅はステーションと言うより
グルメも雑貨も書籍も買える、巨大なショッピングセンターに変化していたのです。
私も電車に乗ると言うより、Oazoや丸ビル、八重洲の地下街
そして東京駅の周りのショッピングセンターに行くのが楽しみになっています。
かつての香港のハーバーのオーシャンセンターでの感覚を思い出しながら
東京をエンジョイしているのが、不思議でなりません。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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