なぜマスメディアはつまらなくなったのだろうか?

もう広告会社に入社して30年になろうとしています。
長年、マスメディアの近くで仕事を続けているのですが
この数年メディアの情報がどんどんつまらないモノになってきています。
ソーシャルメディアの普及と言うこともあるのですが
作り手の顔が見えないのが一番の問題のような気がしています。

以前の私は当たり前ですがマスメディア以外の選択肢がなかったので
致し方なくマスの情報をチェックしていました。
TVをながら視聴したり、新聞各紙や多くの雑誌を閲覧していましたが
今は殆どのメディアとロンググッバイしてしまいました。
専門性のある一部の雑誌メディアやWebサイト
朝の通勤の友のFMジャパンや日経新聞ぐらいにしか接触しなくなりました。
(※自分の意志でのポジティブのマスメディアへの接触と言うことです。)

多くのTV番組は私にとっては最早、ノイズメディアでしかなく
積極的に見る気が起こらないメディアになってしまいました。
その最大の理由が絶えず表示されるテロップなどの演出手法です。
各民放のバラエティーをたまに子供と見るのですが
視聴者を馬鹿にしたように音声丸ごとのテッロプが出てきます。
CM前後で同じ内容を繰り返す演出も時間の無駄としか思えません。
10分以内で伝えられるコンテンツを一時間の尺に伸ばすなど
中身もどんどん薄くなっていて、時間の無駄にしか思えません。
TVの視聴でこの一時間を浪費するのはあまりにもったいないですね。
(良質なTV番組コンテンツもあるのですが、
今では他にも多くのクオリティーの高いコンテンツが存在します。)

そして、以前より酷くなっているのが番組の均質化です。
どの番組もアイドルやお笑いタレントのオンパレード。
作り手への共感がこれではまるで湧きません。
ビジュアルメディアなのに皮肉なことに
作り手の顔やビジョンの見えないメディアになってしまったTV!
私はどうしても積極的に視聴する気分になれないのです。

そして新聞も同様でパーソナルな情報発信に慣れた自分には
記者の署名のない記事は何か胡散臭い物に見え始めています。
記事のサイズをチェックするために紙の新聞の流し読みはしますが
日経新聞を読む時間は以前に比べ激減しています。
記事にもあまり共感が起こらないのは
画一的な情報発信が異質に思えるからなのでしょうか?
書き手への共感を喚起するためにも
新聞には署名記事をもっと増やしてもらいたいですね。

24時間と言う限られた時間の中で人がどうメディアにコンタクトするのか?
マスメディアは時代の流れをしっかりWATCHしないと
ますます大変なことが起こりそうな気がします。

すべての産業はソーシャル化する中で
マスメディアもこの流れを避けては通れません。
共感される情報発信を考えないと勝ち残れない時代!
生き残れるコンテンツは何かをメディアも考えないといけないですね。

Photo Credit  http://www.flickr.com/photos/andrewcoulterenright/378752677/
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この記事を書いた人
徳本昌大

 
●複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。

●多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。

●著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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