三徳山三佛寺で六根清浄し、心とカラダを元気にしてきました。

昨日4月11日まで鳥取県にブロガーツアーでお邪魔していました。
鳥取県の魅力をお伝えするためのツアーだったのですが
鳥取県の皆様のおかげで大変素晴らしい体験をさせていただきました。

その様子は鳥取ブロガーツアー2013 #tottoripに詳しくまとめられていますので
そちらをご覧頂けると鳥取の魅力を実感していただけると思います。
他のブロガーさんたちの切り口の違う写真投稿やコメントで
私も改めて鳥取を楽しむことができました。

今日は三朝温泉から車で10分程のパワースポットの三徳山三佛寺をご紹介します。

実は今回のブロガーツアーで一番お邪魔したかったのが三徳山三佛寺でした。
この三佛寺には鳥取県唯一の国宝投入堂があります。
実は、私ソーシャルおじさんが若かった高校生の時に
家族旅行でここに来たことがあり、国宝投入堂には激しく感動したのを覚えています。
その投入堂になんと35年ぶりに再訪でき、心がとても踊りました!
旅行でワクワクするなんて久しぶりの経験です。

寺の入り口の急な階段を上りきるとと三佛寺の案内板があります。
この案内板を見た瞬間に、 高校生の時の過酷な体験を思い出しました。
投入堂を見るためには、一時間近くの山登りをしないといけないのです。
昔から三佛寺はその昔、修験道の行場として栄えていました。
修験道とは、厳しい自然に身をおいて悟りを開く教えのことです。
三徳山は神と仏の宿る霊山として知られ、昔から多くの人々の信仰を集めました。

三徳山は慶雲3年(706)に開山したと言われており
7年前の2006年には開山1300年を迎えた由緒のあるお寺です。
奈良で活動していた熱心な修行者の役行者(えんのぎょうじゃ)が
「蓮の花びらを、神仏にゆかりのあるところへおとしてください。」と
空に投げた所、そのうちの一枚が三徳山に舞い降り
修験道の行場として開いたことが始まりだと言われています。

私も現代の修行者として、再び国宝の投入堂を目指しました。
最初に本堂裏手の「登山事務所」で登山途中の事故に備え、入山届けを出します。
山道を守ることと事故防止のため、受付時には靴底の確認をします。
もし、靴がNGだった場合には、わらじを買い入山することになります。
同行したブロガーも何人かはここでわらじにで履き替えました。
(今回、あえてわらじ体験をしたいと履き替えたブロガーさんもいました)
また、雨天時は入山禁止となります。
はるばる鳥取まで来たのに天気が悪く、何度も涙を飲んだ人もいるそうです。

六根清浄と書かれた輪袈裟を貰い、身に付け、いよいよ修行の開始です。

六根とは人間の五感を司る眼、耳、鼻、舌、身に心を加えた言葉です。
六根清浄とは修行を通じて、俗世間の汚れを落とし、心身共に清浄することです。
私に最も必要なことに思えてきました。

この赤い橋(宿入橋)をわたり、現世とのしばしのサヨナラを致します。
ここからは両手両足を使って山を登ります。
厳しい修行体験がスタートです。

基本、登山による一時間の修行なのですが、急勾配の坂を枝や岩ずたいに登る感覚です。
これが本当に激しいエクササイズで、体を使うことによって無心になれます。

30分程で重要文化財の文殊堂が見えてきます。

文殊堂に上がるにはこの鎖を使います!

文殊堂でほぼ半分の行程が終わりました。
しばし、文殊堂からの景色を楽しみます。

何と文殊堂はこの高さで柵がありません。流石に修行ですね!足がすくみます。

回廊を一周した後、再び山にチャレンジします。
更に登って行くと、文殊堂に似た地蔵堂があります。

地蔵堂を越えると鐘楼堂があります。
源頼朝の命で作られたと言う鐘ですが、どうやって鐘を持ち上げたのでしょうか?
考えはじめると、不思議で不思議でたまりません。
先人の苦労が偲ばれた瞬間でした。

鐘楼堂で鐘を突き心を再び落ち着かせます。
少し行くと馬の背・牛の背と言われる細い岩の道があり
ここを抜けると観音堂が現れます。

岩窟の中に建てられたこの観音堂は、鳥取県指定の重要文化財に指定されています。
観音堂の裏手の岩のトンネルをくぐると、次に元結掛堂が現れます。

この岩肌を抜けると眼前に投入堂が突如、姿を見せます。

この投入堂を見ると、今までの疲れが一気に吹き飛び感動します。
正に六根が清浄された感じです。 
切り立った断崖立つ、国宝・投入堂はどうやって作られたのかも謎です。
最後の最後にこの壮大な景色が待っているエンターテーメントのある演出手法など
一体誰が考えたのでしょうか?
考えれば考える程謎が深まります。

使われている木材も調査の結果、この付近のモノではないことが判っています。
相当の権力者がこの投入堂を創造したことだけは間違いありません。
その方の御陰で1300年経った今でも、私は投入堂を体験することが出来たのです。

尚、この国宝投入堂は神社本殿形式では、日本最古の建造物だそうです。

この修行を企画してくださった鳥取県の関係者の皆様に
改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました!
 

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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