たも屋と言う讃岐うどん店のシンガポールでの成功理由を考えてみた。

今日の日経新聞の電子版にアジアに進出する讃岐うどん店の記事が掲載されていました。
日式のラーメンはシンガポールやインドネシアでは人気になっていて
東南アジアへのラーメンショップの進出がトレンドになっていますが
麺の本場讃岐のうどん店のチャレンジの記事で、朝から元気をもらいました。

以下日経新聞から引用します。
讃岐うどんの本場である香川県のうどん店が相次ぎ、シンガポールや台湾などアジアに進出している。アジアへ出る日本企業が増え、本格的な讃岐うどんを求める声に対応する。現地の好みに合わせた味付けにするなど受け入れやすいよう工夫もする。国内の競争激化やうどん需要の伸び悩みもあり、海外に活路を求める。 たも屋(高松市)はシンガポールやインドネシアなどで今後3年以内に10店程度新規出店する。同社は3月に初めての海外店となるシンガポール1号店を開いた。

日本食は海外でも人気ですが、うどんは価格も比較的安く
現地に早くとけ込めるかもしれません。
シンガポールなどのショッピングセンターの多い町で
日本の本物の讃岐うどんを提供すれば
日本へのあこがれの強い現地の人たちを囲い込めそうです。
当然、現地で働く日本人にも喜ばれるはずです。

最初のお店は日本人の多いLiang Courtに出店して、成功しているようです。
このLiang Courtのは私も好きな空間で、お昼時はとても混雑しています。
そして、今回はチャイナタウンに2店目がオープンし
3店目のオープンも近々だそうです。

また、うどんのローカライズも行っているようです。日経新聞から再び引用します。

コシのある麺と日本の店と同様にいりこで取っただしを日本から直送して人気を集める。同時に現地の嗜好に合うよう刻んだ唐辛子をトッピングに加え、日本では牛肉を使う肉うどんの肉をシンガポールでは人気のある豚肉に変えたのが特徴だ。

価格的にもかけうどんが380円程度ですから
日本より少し割高ですが、物価の高いシンガポールであれば可能性はありそうです。
トッピングも現地の方に受けそうですね。

そのたも屋シンガポールのFacebookページを見ると
3万以上のいいね!がついていて、早い段階からファンを集めている事がわかります。
チェクインやシェアもされていて、アクティブなコミュニケーションがされています。
また、日本のうどん、讃岐のうどんを写真でしっかり伝えていまます。

同店を運営するJapan Food Culture社ゼネラルマネジャーの片柳裕次さんの
インタビューがシンガポール経済新聞に掲載されていましたからそれも引用します。

「1店舗目は在星日本人の方だけでなくシンガポールの人々にも多数足を運んでいただき、非常に順調に売り上げを伸ばしていることもあり、当初の予定よりも早く2号店を出店できた」

小さな香川のうどん店のたも屋がJapan Food Culture社とパートナーを組み
あっという間に成功しています。
日本の優れた飲食FCの海外進出支援をするJapan Food Culture社のノウハウと
たも屋の行動力が結びつく事でスピーディな展開ができているのだと思います。
当然、Facebookなどのソーシャルメディアでの情報発信が
東南アジアでは欠かせませんし、しっかりと運用されているのも
たも屋の成功の秘訣だと思います。

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キーマンズネットのFB記事連載です。(4月22日更新)

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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