高城 剛と考える 21世紀、10の転換点の書評② 自己投資の時代 #書評

昨日のブログに引き続き高城 剛と考える 21世紀、10の転換点について書きたいと思います。
今日は自己投資の重要性についてです。
いつの時代にも成長のためには、学習が必要だと言いますが
これからの時代には教科書やマニュアルを
しっかりと勉強しても意味がないように思えます。
国境がなくなり、ソーシャリアルの境目がなくなる状況の中で
世界は確実に動いていて、今までの常識は最早通用しないと私も考えています。

常識は模倣していれば身に付きますが
パラダイムシフトが起こる変化の時代には、自分の頭で考えたり
人とは異なる体験や人脈などのネットワークこそが価値を持ちそうです。
そのためには、自分で考えることが必要な旅行や語学を多様性の中で勉強したり
世界中によい人脈を広げるなどの努力が必要になってきます。

高城 剛と考える 21世紀、10の転換点は以下のように
自己投資の時代が始まったと書かれていますが
私もこの考え方にはとても共感を覚えます。

なにより資産という意味でもっとも正解なのが、自己投資だと経験的に思う。基軸通貨である米ドルでさえどうなるかわからない時代において、確実に資産として残ると断言できるのが、自分自身の成長や経験に対してお金を費やすことだ。語学を磨くでも、旅をして刺激を受けるでも、素晴らしいライブを見て感動するのでもよい。自らを成長させるための投資は、急速な社会変化があっても資産として残るものだ。 (高城剛)

日本人だけでなく海外にコミュニティに仲間を作っていくことで
視点も多様化できるますし、いざという時にアドバイスや協力を得られるかもしれません。
ソーシャルメディアを活用し始めてから、私のネットワークも海外に広がり始めましたが
やはりネックになるのは英会話です。

勉強をしてこなかったつけを今払っている感じですが
私たちの子供の世代は英語抜きではビジネスは考えられなくなっています。
ネットでのコミュニケーションは当然ですし
多国家間でのビジネスがあたりまえになれば
今まで以上に英語でのコミュニケーションスキルが問われるようになっていくでしょう。

英語を必要としているのは国でも企業でもなく、個人だ。英語ができなければ、希望の仕事にありつけないという世界が近づいている。

また、日本人だけの社会では以心伝心という考え方が常識になっていますが
この常識を我々は捨てなければいけないでしょう。

また、日本社会では空気を読むことが前提で、1をいえば10を理解しなければならないいう悪しき慣習がある。当然、そのようなことは国際社会では通じない。日本人は相手に意図を汲み取ってもらうことを期待しすぎて、意思疎通ができないことが多い。国際社会では10を伝えるために100の説明が必要になる。仕事のほとんどが相手への説明に終始してしまうことも少なくない。しかし、それが国際社会でのコミュニケーションであり、お互いにいいたいことをいいあうことが、ときには新たな信頼関係を築いていくことになるのである。  

1を言えば10を理解するではなく、10を伝えるために100の説明が必要という
高城剛氏の解説はわかりやすいと思います。
コミュニケーションスキルをアップさせるためにも
若いときからの英語でのコミュニケーション体験が重要になってきます。
フィリピン留学やインターネット英会話など選択肢も多様化しています。
本書で紹介されている軍出身者の韓国フィリピン英会話のスパルタ式には驚きました。

しかし、私たち日本人には日本人らしさという素晴らしい武器があると思います。
音楽など英語以外にも相手とのコミュニケーションをはかるスキルを同時に鍛え
左脳と右脳両方で、相手を納得共感させるコミュニケーション力があれば
日本人は世界からの尊敬を得られると思います。
日本人には思いやりとおもてなしという最高のコミュニケーションスキルがあります。
英語を身につけ、この日本人マインドを用いて
相手に100の説明ができれば、間違いなく活路が見いだせると思っています。

ただ単に英語バカになったり、コミュニケーションスキルを磨くだけでなく
日本人としてのアイデンティティをしっかりと持ち
相手を感動させることができれば、未来に勝ち抜ける人材になれるはずです。
自分の子供たちには、日本人としての体験を積ませながら
英語でのコミュニケーションスキルをしっかり身につけさせたいと思っています。
当然、子供たちだけでなく、ソーシャルメディアを扱う私にも必要なスキルなので
この分野の自己投資を怠らないようにしたいと思います。

最後に高城剛のこの言葉で今日のブログを終わります。

時間をつくっても、何をしていいのかわからず、不安だから、とりあえず目先の仕事に逃げてしまう……。それでは永遠に忙しさから解放されないし、生きている充実感も得られにくい。だから時間ができたら、まずは自分と向き合う時間に充てるべき。そうすれば、自分が進む道が見えて、その時間に何をすべきか明確になるはずです。

これからの時代を生き抜くためにはソーシャルメディアも武器になります。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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