人間は「自分でなければできない」と錯覚していることが多すぎる!

一人の力で成功することは絶対にない。一人の力が他人の協力を得たとき、初めて事業は成功する。(ピーター・ドラッカー

長年一人でコンサルをされている方の悩みを聞いていて
思い出したのが、このドラッカーの言葉です。
一人の力だけでは、このきびいしい時代を勝ち続けることはできません。
チームの力をまとめることができた時に、初めて私たちは成功できるのです。

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ピーター・ドラッカーはこうも言っています。

人間は「自分でなければできない」と錯覚していることが多すぎる。

スーパーマンタイプの人は、特に自分の力を過信します。
自分がいれば、なんとかなると思ってしまうのですが
この考え方を早い段階で捨てないと、ビジネスはすぐに行き詰まってしまいます。

では、どうすれば、素晴らしいチームを作れるのでしょうか?

何事かを成し遂げるのは、強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない。できないことによって何かを行うことなど、到底できない。

自分の強みをまずは明らかにして、足りない部分を書き出しましょう。
まずは、自分を徹底的に分析して、強みと弱みを明確にするのです。
しっかりとサポートしてくれる実力のある仲間を探すことが
自分のチーム力をアップさせてくれるのです。
会社内で見つからなければ、自分のネットワークを
徹底的に活用して探してみましょう。

財務の担当者が欲しいのなら、友人の経営者に紹介をお願いしたり
大学時代の仲間と会って、相談してみるのです。
自分の力で解決でない時は、時間を無駄に使わずに
信頼できる仲間に会ったり、ソーシャルメディアで書き込むのも手です。

自分と一緒に成長できる仲間を見つけられれば
ワクワクするミーティングを重ねて、事業を前に進めましょう。
その時にお客様視点で、自分たちの強みをマッシュアップできれば
良いサービスやプロダクトを開発できるはずです。

国境がなくなり、ネットでなんでも手に入る世の中で競争するためには
自分たちのオリジナリティがとても重要になります。
最近では、メンバーの個性が多様化すればするほど
競争力が増して、強いプロジェクトが作れると私は信じています。

他人の短所が目につきすぎる人は、経営者には向いていない。長所を効果的に発揮させるのが自分の仕事だと考える人が、有能な経営者になれる。

そのためには、メンバーの個性を大事にして、その強みを引き出すことが必要です。
強いチームとはお互いの能力を理解しあい
認めることができる集団なのかもしれません。
仲間を認める力を鍛えたいものです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
  

photo credit: D66 uitslagenavond Europese verkiezingen 2014 in Nijmegen via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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